>満韓を視察して053〜
投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2004/06/11 02:08 投稿番号: [1204 / 7270]
取りあえず平打ちしてみました。(誤読、誤変換等あるかもしれませんが御容赦ください)
053〜055______________________________________
満韓を視察して
はしがき
この春三月の末から四月の末にかけて、約三週間余り朝鮮及び満州各一部を視察した。朝鮮視察の主たる目的は、日本の統治に対する朝鮮人の批評を聞くにあった。予は或る偶然の事から、相当の教養と見識を有する二三の朝鮮人を知って居る。これらの人を通して予は、朝鮮に於けるいわゆる識者、殊に一般朝鮮人民の上に大なる精神的感化力を有する階級の人々の中に、案外に日本の統治を有難く思わないものがあり、しかもこれらの人は容易にその意見を発表もせず、又決して日本人と接触することをも欲しないということをしばしば聞いて居る。果してしからば、親しくこれらの人々の意見を叩き、誤解あらばその誤解を解き、又その言う所に真理あらば採って以って我が殖民政策の参考に供し、更に又もしこれら朝鮮人のいわゆる不平の念がその極に達し危険なる感情的排日思想とでもなっているものならば、それらの人々の隠れたる実際の勢力はいかん、又これに対して我々の執るべき態度はいかん、というような事を研究するのは、我々に取って極めて必要であると考えた。勿論これらの事は、常に朝鮮に在住せらるる有力なる官民諸氏の常に研究を怠らざるところであるとは思うけれども、しかしながら常にあんまり日本人などに接することを肯ぜざる朝鮮の故老と会見するに就いては、予に多少の便宜ありと信じたるが故に、敢てこの視察の行程に上ったのである。さて彼の地に到って予は某某に二三士の好意により十数名の朝鮮紳士を訪問したのであるが、中には面会を謝絶されて全くその目的を達しなかったのもあるけれども、なお数名の人とは思う存分に談話を交換することを得た。大体に於てこの旅行の徒爾に終らざりしことは予の大いに喜ぶところである。しかしながらなにぶん時が足りなかったので、これらの会談によって或る結論を概括し得るまでの材料を得ることが出来なかったのは、又やむを得ない。
満州視察の目的 〜6行略〜
今予はここに韓満見聞によって得たる感想の一二を述べんとするのであるが、これに関係ある事実中、直接に友人知己から聞いた話に付いては、時に或はその人の迷惑になる事実もあると思うから、その姓名と具体的の細目を細かに述べることは概して省略する事にする。かつ又短日月の間に予の集め得たる貧弱なる材料だけでは、固よりなんら結論に達し得べき筈もないのであるから、これによって或は朝鮮統治の方針がどうの、満州に対する日本の政策はいかがのと、予にそんな大胆な断定なす意のもう毫頭ないことは予め御承知願いたい。予はただ他日更に細かに研究を集めた上でなんらか確定の意見を定め得る時までの一備忘録として、ここに見聞の一端を切れ切れに羅列せんとするのである。
______________________________________
053〜055______________________________________
満韓を視察して
はしがき
この春三月の末から四月の末にかけて、約三週間余り朝鮮及び満州各一部を視察した。朝鮮視察の主たる目的は、日本の統治に対する朝鮮人の批評を聞くにあった。予は或る偶然の事から、相当の教養と見識を有する二三の朝鮮人を知って居る。これらの人を通して予は、朝鮮に於けるいわゆる識者、殊に一般朝鮮人民の上に大なる精神的感化力を有する階級の人々の中に、案外に日本の統治を有難く思わないものがあり、しかもこれらの人は容易にその意見を発表もせず、又決して日本人と接触することをも欲しないということをしばしば聞いて居る。果してしからば、親しくこれらの人々の意見を叩き、誤解あらばその誤解を解き、又その言う所に真理あらば採って以って我が殖民政策の参考に供し、更に又もしこれら朝鮮人のいわゆる不平の念がその極に達し危険なる感情的排日思想とでもなっているものならば、それらの人々の隠れたる実際の勢力はいかん、又これに対して我々の執るべき態度はいかん、というような事を研究するのは、我々に取って極めて必要であると考えた。勿論これらの事は、常に朝鮮に在住せらるる有力なる官民諸氏の常に研究を怠らざるところであるとは思うけれども、しかしながら常にあんまり日本人などに接することを肯ぜざる朝鮮の故老と会見するに就いては、予に多少の便宜ありと信じたるが故に、敢てこの視察の行程に上ったのである。さて彼の地に到って予は某某に二三士の好意により十数名の朝鮮紳士を訪問したのであるが、中には面会を謝絶されて全くその目的を達しなかったのもあるけれども、なお数名の人とは思う存分に談話を交換することを得た。大体に於てこの旅行の徒爾に終らざりしことは予の大いに喜ぶところである。しかしながらなにぶん時が足りなかったので、これらの会談によって或る結論を概括し得るまでの材料を得ることが出来なかったのは、又やむを得ない。
満州視察の目的 〜6行略〜
今予はここに韓満見聞によって得たる感想の一二を述べんとするのであるが、これに関係ある事実中、直接に友人知己から聞いた話に付いては、時に或はその人の迷惑になる事実もあると思うから、その姓名と具体的の細目を細かに述べることは概して省略する事にする。かつ又短日月の間に予の集め得たる貧弱なる材料だけでは、固よりなんら結論に達し得べき筈もないのであるから、これによって或は朝鮮統治の方針がどうの、満州に対する日本の政策はいかがのと、予にそんな大胆な断定なす意のもう毫頭ないことは予め御承知願いたい。予はただ他日更に細かに研究を集めた上でなんらか確定の意見を定め得る時までの一備忘録として、ここに見聞の一端を切れ切れに羅列せんとするのである。
______________________________________
これは メッセージ 1177 (tell_me_honto_gou さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/bdibf4bcta4na4bfa4aa4nffc4z5doc0bel_1/1204.html