黒字有用論
投稿者: J_Fooker 投稿日時: 2002/03/02 03:53 投稿番号: [17248 / 35788]
>日本の貿易収支黒字有用論
これは一つには非常に大きな国際マクロの観点からの議論です。
世界最大の資本輸出国である日本を資本の出発点、同様に世界最大の資本輸入国アメリカを資本の到達点と考えると、日本→アメリカと資本が移動する過程において、アジア諸国などさまざまな地域が恩恵を受けます。
(金は天下の廻りものであり、日→米という直接ルート以外にもさまざまな経路を通る)
この資本の流れを支えているのは言うまでもなく日本の巨大な経常黒字であり、これがなくなった場合、資本の受けてであるすべての国々(特にアメリカ)は、資本供給源を失い崩壊してしまいます。
将来的には日本の経常黒字は必ずなくなりますし(構造上これは避けられない)、その時点では日本の代わりを務め得る経済が現われているかもしれませんが、現状では日本の代役はいません。
つまり、日本の黒字がなくなった時点でアメリカは累積債務の返済を迫られるわけですが、これに対する対処法は、
(1)借金を返す
(2)国際基軸通貨であるドルを増刷して実質債務を縮小させる
の二つに一つしかありません。
(1)は事実上不可能ですが(アメリカ人が今の繁栄を捨てて借金返済のために報われない労働に身を捧げれば別です)、
(2)を採用してしまえば、その瞬間に現在の資本主義体制は崩壊します。
よって、現時点では、日本の経常黒字は有用などと言うレベルではなくVITALなものだと考えます。
「それぞれに必要な役割がある」ということでしょう。
以上、勝手な考察まで。
これは メッセージ 17244 (tamagawaheishirou さん)への返信です.
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