興味深いレスですね!
投稿者: BrandenburgerTor_G 投稿日時: 2001/02/25 00:48 投稿番号: [1433 / 35788]
日本の近代化の大きな区切りとなったのは、間違いなく明治維新です。明治維新がどのような性格を持つのかを考えてみるのは、面白いレスになると思います。
まず、明治維新は欧米の近代国家とは大きい違いが有ります。近代先進国の英国、米国、フランスをみると共通点として、近代社会をリーダしたのが、ブルジョアであることです。ブルジョアの政治革命により、近代国家への基礎を作ります。例外としてドイツもあるのですが、ドイツが日本に影響を与えるのは後の話になります。
近代国家の特徴はブルジョアによる、市民革命です。しかし、日本の場合、江戸時代から町人階級が存在するのは、間違いないのですが、彼等が政治勢力としてまでは発達するのでしょうか。大正デモクラシーの時代になると市民の声も出てくるのですが、結局は失敗に終わり、日本社会にとって近代的な意味での市民社会が出現するのは、戦後まで待たなければなりません。
明治維新を成功させた人々を考えてみましょう。彼等の特徴はまず、下級武士であることです。下級武士の特徴は経済的な成功者ではないってことです。彼等は経済的な成功者じゃなく、教養を身につけた知識層だったのです。その教養というのは、西洋への知識もあるのですが、主な知識は日本で発達した儒学だったのです。
彼等が意図的に儒教を政治原理として使ったかどうかは学者が研究することでありますが、表面上で現れるのは間違いなく儒教的なものです。
まず、幕府を打倒する理論です。尊皇派とも呼ばれる彼等は幕府体制の不当性を訴え、政権を握る手段として使ったのです。これは間違いなく儒教の思想です。君主制は近代市民革命とは明確に違うものです。これが社会的に受入れられたのも儒教の影響であることも間違いないでしょう。
その次に見える現象がインテリによる支配です。貴族政治じゃなく、インテリからなる官僚による統治です。資本家による支配体制じゃなく、知識をみに付けた官僚体制。これも間違いなく儒教の思想です。朝鮮だったら、士大夫にあたるものでしょう。
明治政府が朝鮮王朝と違うのは、産業を奨励し、工業化を図った事でしょう。産業の面では間違いなく、西洋化が進んだのですが、政治的には西洋化ところか、儒教化が進んだのです。産業化が成功したのは間違い無く、江戸時代からの町人階級の活動でしょう。その点は朝鮮と大きな違いがあるのですが、政治面での儒教化も否定できないのです。
あなたの主張を返して質問しましょう。
中央集権国家の形成、官僚システムの成立を儒教無しにどう説明すれば良いのでしょうか?
これは メッセージ 1429 (tihaya3 さん)への返信です.
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