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Re: 中国人が読んだ『脱亜論』 4/4

投稿者: melancholy_night 投稿日時: 2007/02/10 18:22 投稿番号: [4274 / 7922]
  ところが外国人を追い出して自己を西洋文明の外に置いて隔絶された中国で幸福にならないことを知って中国人は驚くことになる。反対に、もたらされたのは災難である。だから文化大革命の後、中国人は深刻に反省して、もう二度と排外はしないと決心し、今度は180度の大転換を行い、外国人を中国へ招きはじめた。まさに“既に今日を知れば、何ぞ当初を必せん〔訳注・今日のことを知っていればあの時あんなことはしなかったのに。後悔の言葉。『紅楼夢』などに見えるせりふ〕”である。福沢諭吉は100年以上も以前に、中国を「麻疹に等しき文明開化の流行に遭ひながら・・・其傳染の天然に背き、無理に之を避けんとして一室内に閉居し、空氣の流通を絶て窒塞するもの」と批判した。それから100年後の今日になって、中国人は自分の体で「一室内に閉居し、空氣の流通を絶て窒塞する」の苦痛を味わってから、「西洋文明に抵抗したり拒絶したりするのは愚かである」ことをようやく悟ったのだった。
  100年前に中国で福沢の文章が真剣に読まれていたら、100年前に対外開放していたら、100年前に自発的に外国人を招き入れていたら、今日の中国はどうなっているだろうか。いま“改革開放”政策は素晴らしいという言葉が中国人はしきりに言う。しかし100年前に“対外開放”を唱えれば漢奸として批判されたのは確実である。中国の目下の奮闘目標は2050年に中レベルの発展国の水準に到達することだ。しかしもし100年前に改革開放を行っていたら、今日の中国はきっと中レベルの発展国以上の水準に達していただろう。  
  中国人は“仇外”心理からいまだに完全に脱けだしていない。今日でも“外国はすばらしい”という人間は“漢奸”だという罵倒を浴びせられる。

(以下略)

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/y-kanatani/minerva/Column/2005/c20050411.htm
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