Re: 人治
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2007/01/13 22:32 投稿番号: [4090 / 7922]
>国民全体の倫理・道徳意識が高ければその分だけ法律はいりません。特に為政者や権力者のそれが秀でていれば問題ないでしょうが、
>これは全く理想社会です。権力者は往々にして自己都合に走る。
そのとおりでしょうね。人類の8割以上が、神のごとき無私無欲であれば成立し得る理想社会でしょう。共産主義社会の理想というのもそうですね。
そういえば大躍進運動から文革期の中国を「毛沢東による哲人政治」なんて言って勝手に理想化していた人々もいましたが。
ですが、人間というものは、一筋縄でいくようなものではないわけです。欲望もあれば競争心もあるし、嫉妬心や射幸心だってある。
そういうわけで、上記の理想は、性善説に寄りかかっただけの「無何有郷(ユートピア)」と相成るわけです。
人治、徳治といったものの説明については、メランコリーナイトさんのおっしゃった「大岡裁き」「ベニスの商人」が最適ですね。
事情の斟酌も考慮もなく機械的に法を適用する法治ではなく、個々の事情や背景を察して法を「弾力的、柔軟に運用」するのが人治です。
大岡裁きの「三方一両損」はその典型でしょう。あれを厳正に判断すれば、大岡越前は、裁判の場に勝手に私(わたくし)の金銭を混入させて事件を解決しようとしたとんでもない裁判官ですわな。
>人治社会の支那や朝鮮でワイロが横行し、血縁・地縁・コネが幅を利かし、それらが無い人が不利を蒙る社会と言うのが一般的に人治国家の現実でしょう。
韓非子は法治を説いたのですがねぇ。二千年早過ぎたのか、支那世界は法治そのものを許さないのか・・・
これは メッセージ 4089 (kohshien21c さん)への返信です.
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