>おっと
投稿者: J_Fooker 投稿日時: 2002/02/04 21:58 投稿番号: [736 / 3669]
私には、どうも細かいことに拘る癖があるみたいなんで、失礼いたしました。
>内地と朝鮮との間の格差が年代を経るごとに増大したことも、あのデータからは読みとれると思います。
データから診る限りそのように結論付けられるでしょうね。
(A.マディソンの研究でも同様の結論が得られています)
問題は、そのメカニズムをどのように考えるか、ということでしょう。
「総督府が朝鮮の発展を阻害した」と結論付けるのはある意味簡単ですが、私には事態がそれほど単純なものであるとは思えない。
開発経済学の分野ではよく知られたことなのですが、貯蓄・投資率、人的資本蓄積、政治的安定性、市場化の進展度、対外開放度、などに違いのある経済は、その一人あたり所得、労働生産性の格差が拡大していく傾向にあります。
(地球規模での南北格差拡大はこの端的な例です)
この点を考慮すると、上記の結果は、資本の本源的蓄積段階にあった朝鮮と、すでに資本主義の発展段階に入っていた日本の差と考えることも出来ます。
日本との比較で考えるよりも、朝鮮自体の資本蓄積、市場化の進展を考える方が意味があることでしょうね。
因果関係については、細かく分析していく必要がある問題だと思います。
>隣国を併合し年々経済傾斜が強まったことも、フォーマルなデータではありますが裏付けているように思います。
併合と言う形で統合したわけですから、お互いに相手に対する依存度を深めていったのは間違いないと思います。
特に朝鮮は、ほぼ自給自足の状態から、対日依存を前提とした市場化が進められたわけですから、独立国であった場合の市場化と比較すれば、歪みのある市場化が進展したことは間違いないでしょう。
ただ、これを植民地・半封建社会(李海珠)と表現することが適当かどうかはちょっと何とも言えません。
まず、半封建と言う言葉には定義がありませんし、併合がなかったとしても、半島がフルセット型の産業化を進展させたとは少々考えにくい。
(出きる出来ないという議論ではなく、当時はそうした状況でないと言う意味です)
これは メッセージ 726 (Am_I_AHO_1st さん)への返信です.
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