重村智計『南北統一』
投稿者: kurukuruchoki 投稿日時: 2001/03/04 08:34 投稿番号: [55 / 3669]
重村智計は元毎日新聞の論説委員、朝鮮半島情勢の話題になるとTBSの「筑紫哲也のNEWS23」やテレ朝の「サンデープロジェクト」などのテレビ番組に出演するので、お馴染みの人も多いはず。いつのまにかに、拓殖大学の教授になっているのを、この単行本で知りました。
肝心の本の内容ですが、氏が従来から主張している「北朝鮮崩壊せず」論は健在。日本マスコミの朝鮮半島統一問題における「日本乗り遅れ論」は、外交や国際政治の知識のない一般読者の感覚であり、プロの外交記者としてはセンスを疑われると、釘をさしています。(韓国は北朝鮮に経済開発を推進しようにも資金がない。多額の資金を用意できるのは、日本しかいないから黙っていても、関係各国は、いずれ日本に頼みに来る。逆に朝鮮半島統一問題に日本が先走ると「警戒」され、慌てて飛び乗ると「馬鹿」にされる。)
あと南北会談は、(北朝鮮が)大国への不信感が高まると、実現するというのは興味深かった。過去の重要な南北会談も「米中接近」や、ラングーン事件など「中国が厳しい態度」をとってから実現する。実際、金大中・金正日会談も中国が、国内の北朝鮮の幹部級工作員を二十人も逮捕した直後のことだった。(これまでの中朝関係では考えられない)
でも基本的な本の内容は、朝鮮半島情勢に詳しい人には、従来の主張の繰り返しなので面白くないかも。
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関係ないけど、拓大の先生には重村智計の他に、台湾独立派の黄文雄や、週刊新潮の「世間漫録」でお馴染みの井尻千男などがいます。
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
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