金素雲『天の涯に生くるとも』(再)
投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/03/04 01:39 投稿番号: [54 / 3669]
金素雲は、六堂(崔南善)と春園(李光洙)について、若い学生たちに、
「種痘というのがあるでしょう。病菌をわざわざ移植して、腫れ物を作った後には大きな疵跡が生じるけれども、その種痘のおかげで体全体は病気から逃れることができます。
民族を裏切ったり節操を曲げたといって、今、六堂と春園のような人が本国で非難の的になっていますが、その方々が皆さんのようにこの民族、この国を愛さなかったなどとは万が一にも思わないように。
その方々はいわば種痘の役割を果しているのです。誤てる時代の熱病の中にある全民族に代わって、腫れ物になり化膿した犠牲者たちなのです。考えてみれば申し訳なく、有難い方々だといってよいでしょう」
と言ったそうです。
(『天の涯に生くるとも』より)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9890841665
これは メッセージ 48 (bosintang さん)への返信です.
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