ブルースー31話-ケバブの思い出ーI
投稿者: ukkine88 投稿日時: 2007/05/24 16:48 投稿番号: [3203 / 3669]
自分がケバブにはじめて接したのは25余年前なので相当古い話である。当時、貨物船航海士生活をし、ヨーロッパ航路、特に地中海を東西へ航海してはトルコの小さな町に接岸し、上陸をしてみたところ、大衆食堂ではにんにく、唐辛子などアジアの食材料が多くてとても面白かった。ジンギスカンがアジア大陸を征服し、その余勢をふるってヨーロッパまで征伐に出た際、モンゴロイドの遺伝子を旱魃の畑に水を振り撒くように入れて混血児も大分生まれたはずだが、同時に、自然とアジアの食文化も伝播されたと思われる。特にトルコ人やハンガリー人など東ヨーロッパ人は東西洋人の境界人ではないかと推測する。いわばヨーロッパのコカサス人とアジア人の緩衝的人種という意味になるのだが、もしジンギスカンの西域征伐がなかったとしたら人種の境界線は現在よりもう少し東側、だからカザフスタンみたいな中央アジアに画かれたのではなかろうか。
ケバブの食い方には二つあるけどひとつは小麦粉せんぺいを皿の床に開き、その上に野菜と肉を載せてトマトケチャップやバーベーキューソース、またはチリーソースをかけてフォークとナイフで切って食べることだし、もうひとつは同じ方式で全ての材料をせんぺいの上においたあと、海苔巻きを巻くようにくるくると巻いて手に取って端から切り取って食べる方法である。当時、現地に上陸し付き合ったトルコ人友の案内でケバブ店に入ってフォークとナイフで食事した際に、切るとき力の案配を間違えて飲食がこぼれたり、細く切った野菜をフォークで取って食うのも大変苦しかった。やはりケバブは巻いて手にして食うのがふさわしいのではないか。
ある有名漫画家のエッセイを読んだことがあるけど、飲食を食べるとき、マナーが大切で特に、食べながらも飲食に対して配慮すべきだと主張した。彼が例をあげたのは正しいうどんの食べ方だが、注文したうどんが食卓に上がると、まず麺の上においた螺旋の絵のおでん一片を箸で押しつつ内容物がこぼされないようにしてどんぶりを取って汁を一口飲む。そのあと、どんぶりを食卓に下ろして麺を取り、するすると音を出し、一口食う。次は豚肉一片を一口切り取って食ってはまた麺を食う。その後、さじで汁を一口飲む。たまに縺れた麺と肉、おでんを箸で整頓する。そのあと、天ぷらを箸で軽く叩くのだがそれは「お前も忘れてはない」との意味だそうだ。そのようにして麺と浮かしを全部食べた後、汁を全て飲むべきか、それとも残すべきか、残すならどれほど残すのかについて多くの人たちが悩むのだが、全部飲んでしまうと飲食と唐辛子の粉が歯の間に挟んで端正にみえないので残すのだが、さじの末、すなわち汁をとる部分が全部沈むくらいのスープをどんぶりに残すのが最もよいそうだ。最後に箸でおでんをとって、どんぶりの内側を回し拭いてきれいにし、おでんを汁で洗って半分だけ食べて、残りの半分を汁の中に残すのが礼儀だそうだ。
一方、経済的に苦しかった時節に学生さんらがブリキ弁当を新聞紙に巻いてかばんにいれて学校に通ったのだが、この漫画家、いきなり学校時代のそのお弁当の味が恋しくて、台所の食器棚の奥のほうにおいてあるブリキ弁当を取り出してご飯を入れては醤油でご飯の上に螺旋ないしユニオンジャックを画いたあと、ふたを閉めた。そして新聞紙に弁当を巻いてはご飯が固まるまで待つには退屈であり、学生時代にはかばんにいれて学校まで歩いて通ったので同じ状況を再現しなければそのときのその味がしないと思い、新聞紙に巻いた弁当を脇に挟んで部屋の中を30回まわったとか。そしてとうとう新聞紙を開いて弁当の蓋を開けて一口食べてみたところ、それこそ学校のとき食べたその弁当の味であり、感激したそうだ。(続き)
ケバブの食い方には二つあるけどひとつは小麦粉せんぺいを皿の床に開き、その上に野菜と肉を載せてトマトケチャップやバーベーキューソース、またはチリーソースをかけてフォークとナイフで切って食べることだし、もうひとつは同じ方式で全ての材料をせんぺいの上においたあと、海苔巻きを巻くようにくるくると巻いて手に取って端から切り取って食べる方法である。当時、現地に上陸し付き合ったトルコ人友の案内でケバブ店に入ってフォークとナイフで食事した際に、切るとき力の案配を間違えて飲食がこぼれたり、細く切った野菜をフォークで取って食うのも大変苦しかった。やはりケバブは巻いて手にして食うのがふさわしいのではないか。
ある有名漫画家のエッセイを読んだことがあるけど、飲食を食べるとき、マナーが大切で特に、食べながらも飲食に対して配慮すべきだと主張した。彼が例をあげたのは正しいうどんの食べ方だが、注文したうどんが食卓に上がると、まず麺の上においた螺旋の絵のおでん一片を箸で押しつつ内容物がこぼされないようにしてどんぶりを取って汁を一口飲む。そのあと、どんぶりを食卓に下ろして麺を取り、するすると音を出し、一口食う。次は豚肉一片を一口切り取って食ってはまた麺を食う。その後、さじで汁を一口飲む。たまに縺れた麺と肉、おでんを箸で整頓する。そのあと、天ぷらを箸で軽く叩くのだがそれは「お前も忘れてはない」との意味だそうだ。そのようにして麺と浮かしを全部食べた後、汁を全て飲むべきか、それとも残すべきか、残すならどれほど残すのかについて多くの人たちが悩むのだが、全部飲んでしまうと飲食と唐辛子の粉が歯の間に挟んで端正にみえないので残すのだが、さじの末、すなわち汁をとる部分が全部沈むくらいのスープをどんぶりに残すのが最もよいそうだ。最後に箸でおでんをとって、どんぶりの内側を回し拭いてきれいにし、おでんを汁で洗って半分だけ食べて、残りの半分を汁の中に残すのが礼儀だそうだ。
一方、経済的に苦しかった時節に学生さんらがブリキ弁当を新聞紙に巻いてかばんにいれて学校に通ったのだが、この漫画家、いきなり学校時代のそのお弁当の味が恋しくて、台所の食器棚の奥のほうにおいてあるブリキ弁当を取り出してご飯を入れては醤油でご飯の上に螺旋ないしユニオンジャックを画いたあと、ふたを閉めた。そして新聞紙に弁当を巻いてはご飯が固まるまで待つには退屈であり、学生時代にはかばんにいれて学校まで歩いて通ったので同じ状況を再現しなければそのときのその味がしないと思い、新聞紙に巻いた弁当を脇に挟んで部屋の中を30回まわったとか。そしてとうとう新聞紙を開いて弁当の蓋を開けて一口食べてみたところ、それこそ学校のとき食べたその弁当の味であり、感激したそうだ。(続き)
これは メッセージ 3185 (xsizepistol88 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/a2a1a53a5ja5a24xoa2bdqc0ra2a1_1/3203.html