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ブルースー31話-ケバブの思い出ーII

投稿者: ukkine88 投稿日時: 2007/05/24 16:50 投稿番号: [3204 / 3669]
シドニーの海軍基地のあるウルムルの大路辺に屋台スタイルのパイ屋があるのに、その店に各種パイ、特に緑豆パイが珍味と有名になり、軍艦に乗り、船酔いしては久しぶりに陸地に下りて実家に帰る水兵さんたちが寄って食べたり、近所に喫茶店がないので青春男女のデート約束場所でこの屋台が利用されたりする。ある日、偶然に車でそのところを通り過ぎては緑豆のパイを思い出し、車を止めては同乗したオージーのおじいさんを連れてパイを食べにいった。一度もこんなパイを食ったことのないおじいさんに食べ方を教えてやった。自分が先に食べ終わってから振り向いておじいさんをみたところ、一方の眼鏡レンズに緑豆のパイを5センチの厚さで塗っていた。さじでパイをとっては口に運ばなく目へ持っていったらしい。このおじいさんはたまに奇抜なファッションを演出する。ある日レストランでステーキを食べたけどネクタイの中間ぐらいに朱色ブローチをつけていて、新発売のネクタイ・ピンかと思ったのに、実はにんじんを食べては落としてネックタイに付いていたのだ。本人は気づかずに食事をしていたが、知らない人がみたら三次元ネクタイだと思ったかもしれない。

それではケバブの正しい食事法はなんだろうか。いうまでも無く、小麦のせんぺいにくるくる巻いて白い紙に包んでくれるケバブを立って食うのではないか。歩きながら食べるのも韻致がありそうだが、実際には切り取って食いながら包んだ紙を取り続けなければならないので、それを抜きながら歩くと、向こうから来る人に気づかずぶつかったら、被害を相当受けるだろうから、やはりただ立って食べたほうが安全そうだ。

数日前、仕事を終えて市内で一杯のんでからバスに乗った。以前、うとうとしては降りるところを過ぎたときが多く、今回もまどろみながら窓の外を眺めたりするのを繰り返したが、ふと目が覚めたら見慣れた光景だったので、家の近所の停留場だと判断し急いで降りたのだが、気づいたらまだ5−6ヶ所手前だった。多分以前の事務所があったところなので夢うつつに目的地に着いたと思い、降りてしまったのだ。その時、道路の向かいのケバブ屋が目に入った。つい食欲がでてオリジナルを注文したのだが、次のバスを待ちながら停留場で立って食べたその味は、ケバブの本場、トルコで初めて遭遇したあのケバブの味だった。世の荒波にもまれて擦れに擦れて純粋さを遥かに忘れていたが、つい一瞬、初心へ戻っていったような気分だった。
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