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マーク・ピーティ『植民地』②

投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/11/09 01:11 投稿番号: [235 / 3669]
>当時の朝鮮人たちの実生活を「日本寄り」でもなく「朝鮮寄り」でもなく第三者として見つめたようすを詳しく書かれた本はありますか?

なかなか難しい注文ですね。
第三者としてふさわしいのは日本、朝鮮以外の人の書いた報告だけど、日帝時代のものはあまり多くない。

Msg227に紹介した本はアメリカ人の書いたもので、日本の植民地支配について詳しい分析がされているものの、当時の朝鮮人たちの実生活についてはあまり載ってない。
ただ、こんな記述がありました。

「「親・植民地号」という汽車に乗れば、乗客の眼前に現れるのは病院や学校、橋や道路、住宅建設の現場や農業試験場、灯台や電信所である。座席で彼が話する相手はかつての植民地官吏たちであり、彼が読むのは増大する人口や生産物資についての統計と、健康管理や公衆衛生の向上についての報告書である。
  この汽車に乗った乗客が、帝国の熱烈な賛同者になってしまうことに何の不思議もない。
  しかし、これとは反対に「反・植民地号」という汽車に乗り込むと、全く違った旅になる。乗客が目にするのは、都市のスラムやごみ捨て場、汚染された川や丸裸になった森、警察官の残虐な行為や強制労働の場面である。
  座席で話しかける相手も悲観的な経済学者や、投獄された政治犯、激昂する小作人であり、読むのは社会的不正や大衆の不満についての報告書、経済的差別や貧困についての報告書である」

人はみな、それぞれの立場があるから、「〜寄り」じゃない、純粋に客観的な見方というのが、そもそもあるかどうか。
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