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鄭大聲『食文化の中の日本と朝鮮』

投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/08/23 22:19 投稿番号: [201 / 3669]
>「・・・大陸の酒造りの手法が日本に入り、それが今日の日本酒になったという根拠は、少なくともこの麹造りから見ましても、無理な感がいたします。」だそうです。

標題本では、古事記の記述を根拠に、酒の百済伝来説をとってますね。バラ麹と餅麹の違いにも言及していますが、むしろカビを利用するという手法の共通性に着目して、半島渡来説の補強材料としているようです。

おもしろかったのは、半島からこの新しい酒が伝来する以前の酒の製法。

「それまでは「口噛み酒」という酒があった。これは女性、正式には未婚の女性が蒸し米を口中でよく噛んで壺にはく。幾度も噛んでそれをためて酒にした。ご飯類をよく噛むと唾液中のアミラーゼが米のでんぷん質を糖化して甘くなる。これを壺にためておくと自然に存在する酵母菌の発酵作用が進み、糖がアルコールになる、という手法であった。」

この酒は近年まで鹿児島、沖縄にその名残があり、また、類型が台湾、東南アジア、ポリネシア、アメリカ大陸と環太平洋地域に広く分布していたとのこと。

あんまり旨そうじゃないね。
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