誰による収奪だったのか?8
投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/07/21 15:58 投稿番号: [165 / 3669]
(3)誰が誰を搾取したのか?
筆者も自分なりに考えてみたが、どう考えても1917年から1920年代にかけての日本領朝鮮の経済状況についての国史(下)の記述は、矛盾そのものだ。地主と商人階級は資本を蓄積して民族企業を設立したが、当時、朝鮮は年間農業生産量の3分の1に近い穀物を日本に提供(?)していたという。これは明らかに矛盾した記述ではないか?
農業国ゆえほかの生産物もない国(当時は日本の一地域だったが)で総生産物の3分の1に近くを無償で略奪されたなら、当然経済は破綻寸前だったはずだ。つまり、総生産領の3分の1以上を略奪される地域は、どうやったって好況を望むべくもなかろう。ところで、地主と商人階級はいかなる金で工場を立て、銀行を興し、企業を運営し、民衆はいかなる金でその生産品を消費したというのか?
ひょっとして、日本に輸出したのか?
国内経済が「収奪」によってそんなにも疲弊していたのなら、当然工場を建て、企業を経営して利益を出す方法は日本市場しかあるまいが、一足先に工業化した日本の製品とはいかなる手を使って競争しようと、むやみに創業をしたのか?
そのときもベンチャーブームに乗って「シタマチ(ソウル明洞の日本式名称)バレー」のようなところで、徹夜で算盤をはじきながら財テクに熱中した「ベンチャー企業家」たちが存在したとでもいうのか?
ならばベンチャー資金はだれが出してくれたのか?
そして民衆は、いかなるお金で「朝鮮人の製品は朝鮮のもので!」という新しい消費者運動(消費者運動なんてもの自体が植民地的矛盾じゃないか?)に立ち上がったというのか?
朝鮮民衆の消費力がそれほど強かったのか?
総生産の3分の1を略奪されながら?
朝鮮の土地は打ち出の小槌か?
米がどこから湧きだすのか?
じゃなきゃ造幣廠をまるごと一つ、日本人からもらったのか?
では、ここで読者諸賢に聞きたい。はたして、貧しい朝鮮の農民から米を奪っていった人々は誰だと思う?
そしてそれで資本を蓄積し、富を積み上げたのは誰だと思う?
日本の貧しい漁村の村婦たち?
帝国主義日本の軍国主義統治に逼迫され、騙され、抑圧された日本民衆たち?
これは メッセージ 164 (bosintang さん)への返信です.
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