藪景三『朝鮮総督府の歴史』
投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/07/14 01:02 投稿番号: [147 / 3669]
>日本が朝鮮統治時代敷いた鉄道も、しばしば「搾取のため」と言われますが、実際はどうだったのでしょうか。朝鮮の人達が鉄道で旅行できるような代物であれば、朝鮮の人達にも役だったインフラだと思うのですが。ご存じのことが有りましたら、教えて頂ければ幸いです。(在韓日本人Part2Msg287より)
藪景三『朝鮮総督府の歴史』(明石書店1994)によると、朝鮮最初の鉄道、京仁線(仁川−京城)は、1899年に開通しましたが、仁川から京城への重要物資を輸送する軍事的役割が大きく、日露戦争に大いに役立ったとのこと。1904年の京釜線、その後の大田−木浦の湖南線、京城−新義州の鉄道もすべて日露戦争に備えた軍事鉄道だったそうです。でも、完工は日露の講和後だったから、役には立ちませんでしたが。
その後、北朝鮮の石炭を運ぶために鉄道敷設が活発化し、日韓併合後は「半島各地に敷きつめられた鉄道を通じて米、大豆、生綿などを本土に輸出、穀物を日本に運ぶ鉄道は朝鮮民族にとって、恨の鉄道でしかなかったのだ」そうです。
ただ、この本は韓国人の心情を代弁して日本を糾弾するという姿勢で一貫していますから、ちょっと差し引いて読む必要があります。
日本の鉄道では、1907年の玉電(渋谷−玉川)は砂利を運ぶのが目的、13年の京王線(笹塚−調布)は農産物を運ぶのが目的で、ついでに人も運んだとういうのが実態だそうです。(橋本治『二十世紀』毎日新聞社2001年)
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
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