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>>オマエラ軍隊シッテルカ

投稿者: bosintang 投稿日時: 2003/06/06 23:26 投稿番号: [1396 / 3669]
イ・ソンチャン『オマエラ,軍隊シッテルカ!?   疾風怒涛の入隊編』

  顕忠日の今日,読了しました。

  これ読むと,兵役をすませた韓国男児に尊敬を覚えますな。
  よく,軍隊に行ってないやつは半人前といわれますが,それも頷けます。

  厳しい訓練や,不条理な仕打ちに対する怨み節だけじゃなく,ユーモアのある巧みな筆致で一気に読ませる。なかなか感心しました。

  でも,軍隊は,肉体の鍛練や精神力涵養などのいい面ばかりじゃなさそうですな。

  例えば,次のような塹壕堀りの訓練で…。

  下士(上官)が,命令を下す。
「1時間30分で掘れ。俺が直接,出来具合を確認して点数をつける。出来の悪いのはオル・チャリョ(罰のしごき)!   立派な塹壕を掘ったチームには,それなりの待遇をする。実施!」
  4人のチームで掘るのだが,僕らのチームに図体のでかい江原道出身の訓練兵がいた。途中で一服しようと言っても,「いや,ダメだ。どうせやるなら精一杯やらなくちゃ。中途半端なのは大嫌いだ。無意味な作業でも,やりのけたら爽快な気分になれる。どうせやるなら一等にならんとな」といって,休まず堀り続ける。
  見るからに逞しい筋肉美。その掘り方も「シャベル三段」程度の師範レベルだった。その結果,僕らの塹壕は4人が入っても見えないくらい深く掘ることができた。もう十分すぎるほど掘ったのに,彼はなおも掘りつづけた。掘り出した土で周囲に遮蔽物を作り,偽装用の草木をむしってきては,手当たり次第に植えていった。
  汗をダラダラ流しながら完璧な塹壕を作り,ついに検査を受ける時間になった。それまで居眠りしていた下士が,寝ぼけた顔で起き上がった。そして,その場所に立ったまま,辺りを360度見回すと大声をあげた。
「よーし,時間だ。それまで!   ご苦労だった。これで,塹壕の掘り方もわかったと思う。では,掘り起こした土で塹壕を埋め,この場所に4列横隊で集合する。二分ですませ。実施!」

  バカバカしい一日だった。いい加減なことが大嫌いという江原道の訓練兵は,今まで誰にも見せたこともない脱力感をあらわにし,塹壕を一人で見つめていた。そして,あきらめるようにして塹壕を埋めなおした。


……

  こうして,韓国の若者は,正直者が馬鹿を見るということを身を持って知り,職人気質を育てる機会を失っていくわけです。
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