「和館」
投稿者: kurukuruchoki 投稿日時: 2002/12/01 12:16 投稿番号: [1309 / 3669]
>呉善花さんの本で、「倭館」を日本側では「和館」と表記していたというのを読みましたが、田代和生『倭館』に何かそれに関する記述があれば、お教えください。
日本側ではやはり、「倭館」ではなく「和館」と表記していたようです。
大正七年(一九一八年)に高橋章乃助が朝鮮の京城で刊行した『宗家と朝鮮』という本の口絵の「延宝六年七月釜山和館竣工図」には、著者の説明がないそうですが、年紀や「和館」という字、地形や建物の招き方や、その内容からみて、対馬藩内部で十八世紀中庸に制作されたとされているそうです(本書は新書版ですが、見開きでその図が見られます)。
それから、「倭館」の建設時に朝鮮側と交渉した普請奉行の佐治杢佐衛門が「館主は和館の守護人です。(その重大性がかわれて)貴国から経費も支給されています」と本書は日本側の資料から引用していて、そこにも「和館」というも記述があります(それ以外にも小川次郎右衛門(雅号、秋園戯艸)の『愚塵吐想』にも「和館」の文字が見えます)。
もともと「倭館」は通称名で、本来の施設名はではなく、中国使臣のための「太平館」、女真人のための「北平館」に対し、日本人用の客館は「東平館」だったそうです。
この前、TVKで朝鮮通信使の番組をやっていたときに、通信使は江戸までの岐路の途中には、宿泊施設に寺も使っていたそうで、通信使の中に自分の父親が通信使で来た時にも宿泊していたことを、その寺の住職に聞かされて、とても感動していたとの逸話が伝えているそうです(たしか、その通信使の父親が書き残した書を掛軸にしていたと思います)。
戦前は、寺にある朝鮮通信使の資料を処分すように、お上から言い渡されていたそうですが、時の住職が守りきったと、現在の住職が語っていました。最後まで番組を見ようとしたのですが、駐車場か公園で当時の衣装を着て、朝鮮通信使の再現をやっていた時、本国の人か在日の人かは判りませんが、朝鮮通信使の説明をはじめて、また「伝えてやった」「教えてやった」がはじまったのでチャンネル変えました。(笑
倭館は、途中から釜山の「草梁倭館」に一本化されましたが、19世紀中期の『朝鮮京城図』には「倭館洞(ウェグァンドン)」とあり、日本支配時代までその名前が残っていたそうです(一九〇八年の銅版印刷『京城図』にも、「倭館坊」とあり)。「倭館洞」は、日本支配時代には「大和町」に改名され、現在の地名はソウル市「忠武路(チュンムロ)」だそうです。
日本側ではやはり、「倭館」ではなく「和館」と表記していたようです。
大正七年(一九一八年)に高橋章乃助が朝鮮の京城で刊行した『宗家と朝鮮』という本の口絵の「延宝六年七月釜山和館竣工図」には、著者の説明がないそうですが、年紀や「和館」という字、地形や建物の招き方や、その内容からみて、対馬藩内部で十八世紀中庸に制作されたとされているそうです(本書は新書版ですが、見開きでその図が見られます)。
それから、「倭館」の建設時に朝鮮側と交渉した普請奉行の佐治杢佐衛門が「館主は和館の守護人です。(その重大性がかわれて)貴国から経費も支給されています」と本書は日本側の資料から引用していて、そこにも「和館」というも記述があります(それ以外にも小川次郎右衛門(雅号、秋園戯艸)の『愚塵吐想』にも「和館」の文字が見えます)。
もともと「倭館」は通称名で、本来の施設名はではなく、中国使臣のための「太平館」、女真人のための「北平館」に対し、日本人用の客館は「東平館」だったそうです。
この前、TVKで朝鮮通信使の番組をやっていたときに、通信使は江戸までの岐路の途中には、宿泊施設に寺も使っていたそうで、通信使の中に自分の父親が通信使で来た時にも宿泊していたことを、その寺の住職に聞かされて、とても感動していたとの逸話が伝えているそうです(たしか、その通信使の父親が書き残した書を掛軸にしていたと思います)。
戦前は、寺にある朝鮮通信使の資料を処分すように、お上から言い渡されていたそうですが、時の住職が守りきったと、現在の住職が語っていました。最後まで番組を見ようとしたのですが、駐車場か公園で当時の衣装を着て、朝鮮通信使の再現をやっていた時、本国の人か在日の人かは判りませんが、朝鮮通信使の説明をはじめて、また「伝えてやった」「教えてやった」がはじまったのでチャンネル変えました。(笑
倭館は、途中から釜山の「草梁倭館」に一本化されましたが、19世紀中期の『朝鮮京城図』には「倭館洞(ウェグァンドン)」とあり、日本支配時代までその名前が残っていたそうです(一九〇八年の銅版印刷『京城図』にも、「倭館坊」とあり)。「倭館洞」は、日本支配時代には「大和町」に改名され、現在の地名はソウル市「忠武路(チュンムロ)」だそうです。
これは メッセージ 1308 (bosintang さん)への返信です.
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