吉見義明『従軍慰安婦』
投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/04/21 23:43 投稿番号: [103 / 3669]
別トピで、慰安婦問題が盛り上がっているようなので、慰安婦関連の本をいくつか。
まず、吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書、1995)
著者は、91年に元慰安婦、金学順が名乗り出たのを見て慰安婦研究を始め、92年、日本軍の関与を示唆する資料を発見して脚光をあびた。
日本は、日本軍が従軍慰安婦の強制連行に関与したことを認め、元慰安婦に国家補償をすべきだという立場に立つ。
なお、朝鮮において日本軍による強制連行が行われた証拠は、この本が公刊されたあともまだ見つかっていないが、著者は、資料がないのは日本軍が戦後、資料を隠滅したか、政府がいまなお隠しているからだ、という信念を持っているらしい。
だが、いくら探しても出てこないので、97年刊行の『〈従軍慰安婦〉をめぐる30のウソと真実』のなかで、「官憲による奴隷狩りのような強制連行が朝鮮・台湾であったことは、確認されていない。また、女子挺身隊令による慰安婦の動員はなかったと思われる」と書き、主張を後退させている。
いずれにしても「従軍慰安婦」を語る際の基本図書の一つ。
これは メッセージ 71 (bosintang さん)への返信です.
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