喫茶室「一服汁」

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Re: 神道のこころ欧州に響け(2)

投稿者: koshien21c 投稿日時: 2005/11/17 14:32 投稿番号: [2082 / 19672]
冷水使い耐寒訓練
さっそく山陰(ヤマカゲ)神道の宗主、山陰基央(モトヒサ)先生に手紙を書いた。ほどなくして来た返事には、「来てもいいが、厳冬の海に入っての禊など、修行はつらいことばかりだ」とあった。あとで先生に聞いたら、「あれだけ厳しいことを書いたのだから、まさか来ないだろうと思っていた」という。現実の私はまったく反対。入門までの1年間、冷水シャワーを浴び、寒さに耐える訓練をしたのだ。

79年1月、当時は静岡県の浜名湖畔にあった山陰神道の道場、貴嶺宮に入った。「百カ日の行」を通じ、神道行法を学ぶためだ。そこでの生活は、全てが修行であった。くみ取り式のトイレや風呂場の掃除、食器洗いまで。始めはぼーっと他のことを考え乍らの作業が、次第に精神統一をし、無心になるための大切な時間となってくる。

海での禊は毎朝だった。ハチマキをしめ、ふんどし姿で海に入る。真冬なら水温はセ氏三度ほど。事前の訓練もあって何とか耐えたが、暖かい寝床を飛び出て海に入っていくのはまさに自分との闘いでもあった。

百日修行の後半に出かけた「行脚」も懐かしい。白衣に笠の姿。民家に寄ってはお祈りしてお布施をいただくのだが、そのうちお布施は大切ではなくなる。ある家でお祈りをしてると、男の子が近づいてきて、微笑みながら「サンキュー」と言ってくれた。つたない祈りが、自分だけでなく他人の心もきれいにできる。「もらうのではなく、与えることが神道のこころだ」と、行脚修行は教えてくれた。

続く、
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