喫茶室「一服汁」

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

茶ん汲むの戦い 湯煙の里の鬼退治 16

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/11/02 17:45 投稿番号: [10692 / 19672]
「ったく、あのクズは頭の鈍いヤツだ。あれっぽっちの銭で勝訴させろなんて世間知らずも甚だしい」
「まぁそう言うなよムヒョンさん。あれだけきっちり言ってやればわかるさ。さて次の客は・・・」
  次の客が、朴日(パク・イル)に案内されて控えの間から入ってきました。
「皆様方、ほんとうにありがとうございました。約束の御礼です」
  おや?入ってきたのは鄭蒙准(チョン・モンジュン)じゃないですか。彼は金銭の詰まった箱を差し出しました。

「ホルホルホル。これでうまくいきましたな。おぬしは邪魔者の叔父を消して鄭家の中での地位が高まるというわけだ」
  呂務賢(ノ・ムヒョン)が二重瞼をしばたかせながら笑い、その箱を手元に引き寄せました。
「舟英(ジュヨン)を始末した河麗綬(ハ・リス)の腕前は一級品だろ。たいがいの男はあやつにひっかかってやられるんだ」
  金台重(キム・デジュン)は、その箱から金銭をわしづかみにして笑います。
「ははっ。これでミイニョはウリの・・・ハァハァ・・・・・・以後はあなた様方の商いのお手伝いもできますので、ごひいきに」
  蒙准(モンジュン)は、さらに頭を下げます。
「へっへっへ。朝鮮人参の横流しを頼むぜ。これで清国への密売も円滑にいくぜ。そうだ、さっきの大邱の墓地争いの件、どういたします?」
  朴日(パク・イル)が軽口をたたきながらうかがいます。

「あの件か。とりあえず裁判を振り出しに戻したし、最初に壹旧支(イル・クズ)から賄賂をもらったぶんの最低限度の仕事はしたことになるな」
「うむ。どちらを勝訴させるかは、これから双方がどれだけ金を積んでくるかだな。もう少し時間を稼いでじらしてやれば、双方とも有利な裁決を得るために賄賂をどんどん増額していくだろう。ふふふ、バランサー冥利につきるわい」
  呂務賢(ノ・ムヒョン)、金台重(キム・デジュン)はそう言ってにやっとします。
「二人の申すとおりじゃ。クズもあれだけ言っておけばもっと銭を必要だと理解できただろうて。あの甘納豆(カン・ナプドゥ)とかいうやつも清廉ぶって何もしてこんが、そのうちこらえきれずに銭の山を持って泣きついてくるじゃろう。漢城きっての居酒屋店主じゃ。たんまり銭はあるじゃろう」
  金政益(キム・ジョンイル)も満足そうに天然パーマをなでます。

「ニセモノ暗行御史(アメンオサ)金政益(キム・ジョンイル)め、本物の暗行御史(アメンオサ)を見せてやる!」
  そこにばんと現れたのは覆面の少女、つまり春香(チュニャン)です。彼女は懐から銀の馬牌を出します。
「お前たちを国法によって処断する!」
「げええぇっ!本物だ!」
  金政益 (キム・ジョンイル)はのけぞります。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)