茶ん汲むの戦い 湯煙の里の鬼退治 15
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/11/01 18:17 投稿番号: [10689 / 19672]
「落ち着けチャングム、よう見てみぃ。ここにあるのはでっかい鏡、映っているのはチャングムとワイや」
ポシンたんはそう言いました。
「え?」
チャングムは、相手をのぞきこむように首をやや傾けて左前方にのばしました。向こうの人影も同様に首をやや傾けて右前方にのばしてこちらをのぞき込んできました。
「なーんだ、鏡か」
ほっとしたチャングムは左手を上げて自分の頭をこつんとたたきました。当然鏡の向こうのチャングムも右手を上げて頭をたたきます。
「な、鏡やろ」
ポシンたんはそう言って鏡を右手で指さしました。鏡の向こうのポシンたんは右手を上げてこっちを指さしています。
「遊んどるひまは無いわな。別の部屋を探そか」
「うん」
二人は南側の廊下に出て次の部屋に向かいました。
「(だけど、鏡の向こうの私、バールのようなステッキじゃなくて剣みたいなものを持っていたような?)」
「(さっき、わいが上げたんは右手やったよな。鏡のほうも右手を上げてたような気ぃするんやが?)」
そのころ、娘々とチハたん。
「な、言うたやろ、あれは鏡やって」
「そうやなー。でも本物のうちよりかわいいよーな気もしたでー。ほんでうちより動作がちょびっと速いような・・・・・・」
「何をしょうもないこと吐かしとんねん!ちゃっちゃと次の部屋いったらんけぇ!最近清国で増加しとる密輸朝鮮人参の調査せなあかんねや。時間無いんやしぃ」
「おー!・・・・・・でも、うちの持っとる剣ってあんなかたちやったかなぁ?あれやったらまるでATM荒らしの持ちもんやでー」
そう言いながらも、二人は『板門店之間』の北側廊下を走って、次の部屋に向かいました。
『板門店之間』にあったのは、鏡じゃなくて、清国渡来のでっかいガラス製のついたてだったんですね。
ようやく金政益(キム・ジョンイル)の泊まっている『平壌之間』にたどり着いた二人。天井裏に忍び込んで様子をうかがいます。
「そんなぁ。金様ひどいですよぉ」
ん?銭の盛られた盆を差し出しながら哀願している男がいます。
「壹旧支(イル・クズ)よ、そちは法を何だと思っている。そなたを憐れんで裁判を振り出しに戻してやっただけでも、じゅうぶんな恩徳なのだぞ!」
ひたすら哀願しているのは大邱の壹旧支(イル・クズ)ではありませんか。呂務賢(ノ・ムヒョン)が一喝しました。
「こんな銭で裁判を捩じ曲げることができるとでも思っているのか?」
金台重(キム・デジュン)はそう言って銭の盛られた盆を蹴り飛ばしました。
「まぁまぁ、務賢(ムヒョン)さんも台重(デジュン)さんもそれくらいにしなさい。この者もわざわざ遠い大邱から駆けつけてきて疲れていることであろう。またきっちりしっかり支度のできたところで話を聞いてあげましょう。さ、クズよ。今日は下がって休みなさい」
金政益(キム・ジョンイル)が二人を宥めます。
「は、ははぁ。あらためて用意をして参上いたします」
クズはぱぁっと喜色を浮かべながら、こぼれ散った銭を掻き集めて退室しました。
「ポシンたん。やっぱり公平な人なのかなぁ?クズの賄賂をはねつけたわよ」
「ふむ。ちょっと待ちや。そうとも言えんぞ」
ポシンたんは慎重です。
ポシンたんはそう言いました。
「え?」
チャングムは、相手をのぞきこむように首をやや傾けて左前方にのばしました。向こうの人影も同様に首をやや傾けて右前方にのばしてこちらをのぞき込んできました。
「なーんだ、鏡か」
ほっとしたチャングムは左手を上げて自分の頭をこつんとたたきました。当然鏡の向こうのチャングムも右手を上げて頭をたたきます。
「な、鏡やろ」
ポシンたんはそう言って鏡を右手で指さしました。鏡の向こうのポシンたんは右手を上げてこっちを指さしています。
「遊んどるひまは無いわな。別の部屋を探そか」
「うん」
二人は南側の廊下に出て次の部屋に向かいました。
「(だけど、鏡の向こうの私、バールのようなステッキじゃなくて剣みたいなものを持っていたような?)」
「(さっき、わいが上げたんは右手やったよな。鏡のほうも右手を上げてたような気ぃするんやが?)」
そのころ、娘々とチハたん。
「な、言うたやろ、あれは鏡やって」
「そうやなー。でも本物のうちよりかわいいよーな気もしたでー。ほんでうちより動作がちょびっと速いような・・・・・・」
「何をしょうもないこと吐かしとんねん!ちゃっちゃと次の部屋いったらんけぇ!最近清国で増加しとる密輸朝鮮人参の調査せなあかんねや。時間無いんやしぃ」
「おー!・・・・・・でも、うちの持っとる剣ってあんなかたちやったかなぁ?あれやったらまるでATM荒らしの持ちもんやでー」
そう言いながらも、二人は『板門店之間』の北側廊下を走って、次の部屋に向かいました。
『板門店之間』にあったのは、鏡じゃなくて、清国渡来のでっかいガラス製のついたてだったんですね。
ようやく金政益(キム・ジョンイル)の泊まっている『平壌之間』にたどり着いた二人。天井裏に忍び込んで様子をうかがいます。
「そんなぁ。金様ひどいですよぉ」
ん?銭の盛られた盆を差し出しながら哀願している男がいます。
「壹旧支(イル・クズ)よ、そちは法を何だと思っている。そなたを憐れんで裁判を振り出しに戻してやっただけでも、じゅうぶんな恩徳なのだぞ!」
ひたすら哀願しているのは大邱の壹旧支(イル・クズ)ではありませんか。呂務賢(ノ・ムヒョン)が一喝しました。
「こんな銭で裁判を捩じ曲げることができるとでも思っているのか?」
金台重(キム・デジュン)はそう言って銭の盛られた盆を蹴り飛ばしました。
「まぁまぁ、務賢(ムヒョン)さんも台重(デジュン)さんもそれくらいにしなさい。この者もわざわざ遠い大邱から駆けつけてきて疲れていることであろう。またきっちりしっかり支度のできたところで話を聞いてあげましょう。さ、クズよ。今日は下がって休みなさい」
金政益(キム・ジョンイル)が二人を宥めます。
「は、ははぁ。あらためて用意をして参上いたします」
クズはぱぁっと喜色を浮かべながら、こぼれ散った銭を掻き集めて退室しました。
「ポシンたん。やっぱり公平な人なのかなぁ?クズの賄賂をはねつけたわよ」
「ふむ。ちょっと待ちや。そうとも言えんぞ」
ポシンたんは慎重です。
これは メッセージ 10678 (toapanlang さん)への返信です.
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