韓カテ資料室

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

新しい歴史教科書の構想(2)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2008/01/10 18:39 投稿番号: [796 / 1474]
  だから6種の『近・現代史』は、例え執筆陣を異にしていても企画と編集でほとんど完璧な統一性を見せている。検認定教科書体制のはずなのに、教育部(教育省)から章と節の題目と順序まであらかじめ付与されたようだが、そのせいだけでもないような気がする。節以下の敍述内容でもほとんど完璧な統一性を見せているからだ。何のために敢えて検認定制度が採用されているのか分からないほどに、6種の教科書は千篇一律の敍述を見せている。教科書の執筆に参加した多数の歴史家たちは、検認定と言う体制を活用して、植民地期に関する自分の歴史認識を個性的に広げて見ようという試みを行っていない。それは、章と節の題目と順序があらかじめ付与されたからだというよりも、植民地期に関する執筆者たちの歴史認識自体が、すでに千編一律の固定的なフレームに縛られているためかも知れない。6種の『近・現代史』に接した私の第一印象は以上のようなものだ。

   その固定的なフレームとは何なのかに関しては、上のような目次構成で自然に現われているから詳しく紹介する必要がなさそうだ。6種の教科書は、第1章において1905〜1910年にわたって大韓帝国の国権が日帝に奪取されて、結局日帝に併合される政治外交史を紹介した後、日帝の植民地統治が1910年代の強圧的な憲兵・警察統治から20年代の欺満的な文化統治へ、ひいては30〜40年代戦時期の民族抹殺統治として展開される過程を敍述している。

   そういう民族の受難の過程は、土地、食糧と労働力が収奪される過程だった。日帝は土地調査事業を実施して、朝鮮の土地を収奪した。また日帝は、産米増殖計画を推進して大量の米を日本へ積み出した。日帝の収奪は、戦時期の徴兵・徴用による労働力収奪で最高潮に達した。特に、女性を慰安婦として動員した犯罪行為がすべての教科書で共通に重視されているのは、先立って紹介したとおりだ。

   続いて第2章から第5章までは、このような日帝の抑圧、収奪と抹殺政策に対立して、我が民族がどのように組織的に粘り強く抵抗したかに関する敍述だ。組織的な抵抗の出発は3.1運動と、それを引き継いだ大韓民国臨時政府の樹立だった(第2章)。国外での抵抗は、20年代と30年代にわたって満洲と中国を舞台として、大「武装独立戦争」として発展した。各系統の独立運動は、遂に1944年臨時政府傘下の光復軍に結集した。光復軍は、連合軍の一員として対日戦争に参戦して各種作戦を遂行したが、惜しくも国内への進攻作戦が開かれる前に日帝は敗亡してしまった(以上第3章)。

   日帝に対する抵抗は、国内でも多くの形態の社会・経済的民族運動として展開された。その中で特に重要だったのは、民族実力養成運動と自治論者に対立して非妥協的な民族主義と左派の連合として展開された民族唯一党運動、すなわち新幹会の活動だった。その他に、教科書は、階級運動として農民運動と労働運動の役割についても特別に強調している(以上第4章)。

   最後は、日帝の抹殺政策に対立して民族文化を守護するための運動が紹介されるが、特別に民族のアイデンティティを確保するための国学運動としてのハングル運動と、教育運動として夜学運動などの先進的な意義が強調されている(以上第5章)。




(Ⅱに続く)
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)