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朴枝香教授インタビュー(3)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/07/25 16:18 投稿番号: [271 / 1474]
『解放前後史の認識』は「学問」ではなく「政治宣言文」

朴枝香ソウル大学教授インタビュー(上)〜歴史とはありのままを理解すること
[ 編集部 / 2006-05-16 09:41 ]
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr02000&num=1565


               (翻訳その3)

(問)「ニューライト版・再認識」という批評に対しては、どう思いますか?

   ある新聞に「ニューライト版解前史」が出たという記事が掲載されたので不要な論議が起きましたが、「再認識」に収録された約30編の論文の著者は、多様な理念スペクトラムを持っていたり、脱理念を好む方々もいるから、ニューライトというフレームで縛ることは単純化し過ぎです。インターネット書店yes24の購買者アンケートによれば、敍述の観点が右派的だという答は34%で、44%が「左でも右でもない」と回答しました。私自身も、ニューライトと定義したくはないです。レッテルを付けないのです。ホン委員長さんのように運動をする人もいますが、学者の立場でも社会的イシューに対して発言することができると思います。ただ 「ニュー・ライト」というレッテルを、学者の立場で担いたくはないです。


○80余名の左派学者たち、大反撃を準備中

(問) 「ニューライト」という言葉があんまり広く使われているので、そんな場合が生ずるようです。最近になって、何か新しい傾向が現われれば「ニューライトだ」と定義することも多いです。特に言論の場合、多層を相手にするため、単純化させようとする傾向があります。ところで、韓国学の専攻者が編集委員の中には見えないですが?

   私は、韓国学の方が代表になった方が良いのではないかと思いました。しかし、むしろ、他の方々が、「外部からの衝撃が必要な時であり、韓国史を全然知らない人なら問題だが、朴教授は『歪んだ近代』という韓国史関連の本も書いているし、外にも論文があるから、韓国史を理解して書く人が効果的に仕事ができる」と言うので、私が代表をするようになりました。本が出た後、ソ・チュンソク教授が韓国史専攻者がいないと批判しましたが、結局、韓国史とは何でしょうか? 金一栄教授のすることは韓国史ではないんでしょうか? イ・ヨンフン教授の言うことは韓国史ではないと言うのでしょうか? 『解前史』も、政治学者、経済学者、在野活動家など多様な人が書いていますから、『再認識』だけを問題視するのは二重基準です。


(問)   『再認識』に対する批判の動きはありますか?

   人づてに聞いた話ですが、某出版社の社長が「このままで良いのか、何人かの民族主義左派の人たちを集めて大反撃をしよう。」と言って、人々が集まったんです。ところが、「何で私を呼ばないのか」という人々が増え、それで結局80人の学者たちが集まったそうです。その人々が大反撃をするようですが、私たちはこの点に対して積極的に歓迎します。「溜まっている水」のような韓国史を研究することは、本当に歓迎すべきことですね。


○民族主義は教育を通じて注入され、国家によって利用される

(問) 韓国左派の特性の一つが、民族主義性向がとても強いという点です。New Lightグループは左派を主導しつつ現われた結果ですが、韓国の民族主義に対する評価はどうですか?

   民族主義と言うものは、本来、暴力的で排他的です。私は愛国心と民族主義を区分します。愛国と言うものは、ふるさとを愛する心にもなります。故郷に対する愛は本能的なものであり、自分が生まれた場所に対する自然発生的な感情です。愛郷、愛国が自己の周辺の友達や家族に対する自然な愛のようなものであるとすれば、民族主義はそんなものを飛び越える巨大な議論です。自然発生的に生じるものではないのです。ベネディクト・アンダーソン(Benedict Anderson)が主張したように、「想像の共同体」なのです。

   民族主義というものは、誰かによって注入されたのです。そうでないとすれば理解ができないのです。ところで、問題は私たちが受けた教育です。私たちは民族主義が遺伝子に刻印されているかのように教育を受けたし、民族主義とは生まれながらに本能的に感じるもののように学びました。 しかし、これは事実ではありません。民族主義は作られるのです。民族主義は国家によって利用され、悪用されて来た概念だったのです。本質的なものではなく、時代に従って興亡盛衰を経験する多くのイデオロギーの中の一つであるだけです。


                        (続く)
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