韓カテ資料室

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

イ・ヨンフン教授特別講義 2(3)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/07/11 23:04 投稿番号: [255 / 1474]
民族主義の落とし穴から脱しよう

<解放前後史の再認識   特別講義>(2)民族は歴史的現象に過ぎない

[イ・ヨンフン(ソウル大学教授、『解放前後史の再認識』共同著者)]
2006-06-20
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr03007&num=1700


                (翻訳その3)

   その点を明確にするために、今回の『解放前後史の再認識』で、実は私の論文(イ・ヨンフン、「なぜまた解放前後史か」)で白頭山の話から先ず始めました。今日の韓国人たちは、白頭山に登ってその清明な天地を見下ろしながら、この場所こそが私たち韓民族の聖地だという感情の高揚を抑えることができないのが普通です。私もかなり早く、1990年に初めて白頭山に登ったんですが、その時にそういう感じを受けました。一緒に行った同僚教授たちの中には、そういう感動を漢詩に歌った人もいました。檀君がここに天降ったから、ここに我が民族の基礎が用意された。この志を受け継いで、満洲の古地を回復しよう。だいたいこのような内容だったと記憶しています。

   しかし、歴史の記録を探せば全然そうではありません。1778年、ソ・ミョンウンと言う当代最高の知識人であり高級官僚でもある人が白頭山に登りました。彼は、ここは中国の地でもなく朝鮮の地でもない遥かな辺境の地であり、千年に一人か二人が来るか来ないかという場所だが、ちょうど私が登って来たら、この山の上にある大きい池に名前が付いていない、だから私が名付けようと言って、太一澤と呼びました。太極が発源して森羅万象になるが、森羅万象は元々一つだという意味です。そのようにソ・ミョンウンと言う当代最高の性理学者は、白頭山の頂上に天池が清明に横たわっている姿を見て、太極を連想したのです。そこからは、今日、白頭山天池に上ってここが檀君が天降った所だと感動の涙を流す韓国人の姿の原型は、ちょっと捜せそうにありません。

   18世紀の別のある人物は、白頭山に登って「白頭山こそ天下最高である中国コンリュン山の嫡長子だ」と言いました。山がそうであるように、私たちの朝鮮は、中国から渡って来た箕子大人が立てた国だというのです。これら朝鮮の官僚と士たちは、韓国史が箕子から始まるという箕子正統説を信奉しました。檀君が国祖という意識は非常に微弱でした。檀君を知らなかったわけではないですが、脇に置かれており、代わりに箕子が全面に出ていたのです。

   檀君が韓国人の国祖だという意識は、19世紀末〜20世紀初めから現れ始めました。そうするうちに、解放後、大韓民国の成立とともに大韓民国政府が民族主義教育を強化し、またタンギという年号を使って開天節と言う祝日を制定するなどの過程で、本格的に成り立ったと言えます。檀君が国祖として登場する過程で、民族と言う言葉もできました。より正確に言えば、民族と言う言葉は、1904年の露日戦争以後に日本から輸入されたものと知られています。

   朝鮮時代に民族と言うものはなかったのです。民族と言う言葉は、崔南善先生が1919年3.1独立宣言書に書いたことで広く大衆化し始めたようです。ところが植民地期には、知識人階層にその普及の範囲が限定されていました。私は、植民地期に伝統儒者たちが書いた生活日記を何冊か読んで見たことがありますが、そこには、結局、民族と言う言葉が現われないのです。私たち朝鮮人(我朝鮮人)、これぐらいの表現が精一杯でした。

   朝鮮王朝の時代に「同胞」という言葉がありました。その言葉の使い道も、詳しく調べて見れば、民族と同じではありません。それは血を分けた兄弟という意味から、皆が同じ人の臣下だという政治道徳的な意味に至るまで、ひいては、我々東洋人は皆、孔子の教えを受けた一つの同胞だという言葉のように、一種の広い文化圏を象徴する多様な用途で使われました。「キョレ」という言葉もありましたが、それは血が通じる一家親族を現わす言葉でした。

   要するに、民族という政治的共同体意識は、20世紀に入って日帝下の植民地期に本格的にできたのです。日帝の抑圧を受けながら、消滅の危機に頻した朝鮮人たちが、自分たちを一つの政治的運命共同体だと確認し改めて意識する中で、この言葉と意識が急速に普及して行ったのです。


                 (続く)
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)