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イ・ヨンフン教授特別講義 2(2)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/07/10 20:30 投稿番号: [254 / 1474]
民族主義の落とし穴から脱しよう

<解放前後史の再認識   特別講義>(2)民族は歴史的現象に過ぎない

[イ・ヨンフン(ソウル大学教授、『解放前後史の再認識』共同著者)]
2006-06-20
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr03007&num=1700


                (翻訳その2)

   このような頻繁に取り上げられる話で分かるように、今日、普通の韓国の人々において、特に今の政府が成立した以後、政権党に属した政治家たちにおいては、民族と言うものが理念的に国家より上位に位置しているようです。そうではないと頑として否定するかも知れません。それで、そうまでは言わないにしても、普通の韓国人と政治家たちにおいて、「民族」が歴史と現実を判断するにおいて非常に重要な価値基準を成しているということについては、誰も異議を唱えないでしょう。

   例えば私も、若い時にそういう経験をたくさんしたんですが、『私たちの願いは統一』と言う歌を歌えば、胸が熱くなって目頭が赤くなりました。大学時代にはその歌を歌いながら、誰に言われるわけでもないのに、統一の戦士になると心の中に誓ったりしました。私のこのような経験は、普通の韓国人なら誰でも一度や二度は経験したことでしょう。

   しかし、もう、私は敢えて言います。そういう熱情と感性体系としての民族は、それが集団的で盲目的なほど、すごく重要な政治的力ではありますが、また場合によっては、大韓民国の国民を一つに団結させる緊要な役割を遂行したりしますが、それでもって大韓民国を世界の先進社会、先進国家に発展させるには力不足であり、少し間違えば、大韓民国の先進国入りの道を塞ぐ歴史の足かせとして作用する可能性が大きいという事実です。

   さらに進んで、「私たち同士」という最近の政治的スローガンによく現われていますが、盲目的な統一論議が、統一を進めるに当たって何より優先的に重視しなければならない自由と人権などの文明の根本的な価値を度外視することで、統一論議自体が大韓民国の根本理念と先進志向を否定する方向の大きな政治的混乱をもたらす危険性さえあるという事実です。 とにかく、私は、大韓民国が過ちにより建国されたという歴史認識の根本には、「民族」を至上の価値だと信ずる、一種の根本主義的な誤った考え方が横たわっていると思います。以下、その点について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

   民族とは何でしょうか? それは、同一言語を使っているある人間集団が、自分たちは政治的に一つの共同体だと集団記憶する意識だと言えます。歴史が始まったはるかな昔から、隣りの民族との関係で政治的に共同の運命だったという、そういう意識を言います。このような集団意識は、それにふさわしい象徴と神話を発達させます。これら象徴と神話は、普通、民族の成立と係わる建国神話の場合が多いです。例えば、我々韓民族は同じ檀君の子孫だ。正しく、そういう神話を言います。

   今日、普通の韓国人たちは、このような政治的共同体意識を、あまりにも自明のものとして受け入れています。我が民族の歴史は5千年だ、5千年の昔から韓国人は一つの政治的単位として、運命共同体として存続して来た。このような話が公的な国家儀式においてすら少しも憚りなく登場していることを、皆さんはよく知っているでしょう。しかし、果して、5千年と言う証拠はどこにありますか? こう問えば、誰も返事ができません。 それなのに、皆、そのように思っています。

   大きく見れば民族と言うものがそうでした。朝鮮時代の人々に、果して民族と言う共同体意識があったんでしょうか? 私は、一つの王朝という政治体制に統合された住民集団が、肌の色も言語も同じ住民集団が共有するいわゆる共同体意識と同じような集団感情があった可能性を、慎重に検討しています。そうだとしても、それが今日のような民族感情だと直ちに言うことには賛成できません。

                  (続く)
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