イ・ヨンフン教授特別講義 1(3)
投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/07/09 08:12 投稿番号: [250 / 1474]
大韓民国は誤って立てられた国という認識
<解放前後史の再認識特別講義>(1)解放前後史の認識批判
[イ・ヨンフン(ソウル大教授、『解放前後史の再認識』共同著者)]
2006-06-19
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr03007&num=1699
(翻訳その3)
第4冊のチェ・チャンジプとチョン・ヘグ教授が共同で書いた総論は、『解放前後史の認識』全体の完成を示し、 『解放前後史の認識』全体を総括する一番重要な位置にあります。二人の教授は、前の三人の道徳的審判と歴史認識と革命理論を前提とした上で、朝鮮戦争の起源と性格に関するアメリカ研究者のいわゆる修正主義と呼ばれる研究成果を全面的に受け入れながら、植民地期→解放→分断→朝鮮戦争に至る歴史過程の全体を総括的に論じています。この文は、まさにスケールが大きい論文です。
ここで注目されることは、北朝鮮政権の性格に関する言及が出始めるという点です。彼らの主張を聞いて見れば、北朝鮮は、革命的なソ連軍のサポートのもとに革命勢力と革命的な民衆が連合した政権として、アメリカ帝国主義及びそれと結託した反民族・反革命勢力の支配の下にある南韓を解放させる「民主基地」だったというのです。朝鮮戦争も南北韓政権のそうした性格の差で理解される必要がある、と彼らは主張しています。
南韓と北韓の政権のお互いに異なる性格は、結局、大規模な軍事衝突の形で現われるしかありませんでした。 ところが、残念ながら、アメリカが戦争に介入することで南韓の解放と革命は挫折し、分断体制が固定してしまったというのですね。まさに大韓民国の歴史的正統性を否定する話が、大韓民国の国内で、しかも制度圏に属する大学社会から最初に申し立てられた、そういう危ういテーマが第4冊の総論だと申し上げたいです。
第5冊の総論は、キム・ナムシクと言う人が書きました。ここではさらに大胆に、北朝鮮の主体思想が紹介されています。北朝鮮は反帝国主義、反封建民主革命で社会主義に進む革命国家です。その国家の歴史と現実を総体的に理解するためには、主体思想というイデオロギーに接近する必要があるとキム・ナムシクは力説しています。最後の第6冊の総論は、パク・ミョンリム教授が書きましたが、第4冊の総論と大同小異の内容の繰り返しという感じなので、詳しく紹介する必要はないでしょう。ハンギル社という出版社が、5巻までよく売れたのでもう一冊作って見たという程度の意味しか無いようです。
以上のように全6冊で展開された『解放前後史の認識』の主要内容は、次のようないくつかの命題に要約することができると思います。これらの命題は、論理的に上昇関係にあります。一つが抜ければ次が説明できないという緊密な相互依存関係があり、抽象的な歴史理論から具体的な社会変革理論へ発展して行く関係にあります。
①植民地時期から植民地半封建社会という社会経済の性格に規定されて、社会主義を志向した反帝国主義、反封建革命が展開されて来た。
②解放以後、反革命的なアメリカが占領した南韓では、米軍政と少数反民族勢力が結託して反帝国主義、反封建革命を挫折させ、その結果、半植民地的従属と半封建的地主制の搾取が社会経済の主要矛盾として温存されることになった。
③一方、革命的なソ連軍が入って来た北朝鮮では、反帝国主義、反封建革命が成功した。
④朝鮮戦争は、民主基地である北朝鮮がアメリカの植民地的支配の下にある南韓を解放させようとした性格を持つ。
⑤結局、植民地時期から朝鮮戦争に到る解放前後史は、アメリカ帝国主義と革命的な韓国民衆が熾烈に対立した時代であると規定することができる。
以上が 『解放前後史の認識』の核心テーマだと言えます。(特講2に続く)
イ・ヨンフン(ソウル大学教授、『解放前後史の再認識』共同著者)
*イ・ヨンフン教授の<解放前後史の再認識特講>は、EBSラジオホームページ(再び聞く)で聞くことができます。 http://www.ebs.co.kr/Homepage/?progcd=0002420
(翻訳終わり)
<解放前後史の再認識特別講義>(1)解放前後史の認識批判
[イ・ヨンフン(ソウル大教授、『解放前後史の再認識』共同著者)]
2006-06-19
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr03007&num=1699
(翻訳その3)
第4冊のチェ・チャンジプとチョン・ヘグ教授が共同で書いた総論は、『解放前後史の認識』全体の完成を示し、 『解放前後史の認識』全体を総括する一番重要な位置にあります。二人の教授は、前の三人の道徳的審判と歴史認識と革命理論を前提とした上で、朝鮮戦争の起源と性格に関するアメリカ研究者のいわゆる修正主義と呼ばれる研究成果を全面的に受け入れながら、植民地期→解放→分断→朝鮮戦争に至る歴史過程の全体を総括的に論じています。この文は、まさにスケールが大きい論文です。
ここで注目されることは、北朝鮮政権の性格に関する言及が出始めるという点です。彼らの主張を聞いて見れば、北朝鮮は、革命的なソ連軍のサポートのもとに革命勢力と革命的な民衆が連合した政権として、アメリカ帝国主義及びそれと結託した反民族・反革命勢力の支配の下にある南韓を解放させる「民主基地」だったというのです。朝鮮戦争も南北韓政権のそうした性格の差で理解される必要がある、と彼らは主張しています。
南韓と北韓の政権のお互いに異なる性格は、結局、大規模な軍事衝突の形で現われるしかありませんでした。 ところが、残念ながら、アメリカが戦争に介入することで南韓の解放と革命は挫折し、分断体制が固定してしまったというのですね。まさに大韓民国の歴史的正統性を否定する話が、大韓民国の国内で、しかも制度圏に属する大学社会から最初に申し立てられた、そういう危ういテーマが第4冊の総論だと申し上げたいです。
第5冊の総論は、キム・ナムシクと言う人が書きました。ここではさらに大胆に、北朝鮮の主体思想が紹介されています。北朝鮮は反帝国主義、反封建民主革命で社会主義に進む革命国家です。その国家の歴史と現実を総体的に理解するためには、主体思想というイデオロギーに接近する必要があるとキム・ナムシクは力説しています。最後の第6冊の総論は、パク・ミョンリム教授が書きましたが、第4冊の総論と大同小異の内容の繰り返しという感じなので、詳しく紹介する必要はないでしょう。ハンギル社という出版社が、5巻までよく売れたのでもう一冊作って見たという程度の意味しか無いようです。
以上のように全6冊で展開された『解放前後史の認識』の主要内容は、次のようないくつかの命題に要約することができると思います。これらの命題は、論理的に上昇関係にあります。一つが抜ければ次が説明できないという緊密な相互依存関係があり、抽象的な歴史理論から具体的な社会変革理論へ発展して行く関係にあります。
①植民地時期から植民地半封建社会という社会経済の性格に規定されて、社会主義を志向した反帝国主義、反封建革命が展開されて来た。
②解放以後、反革命的なアメリカが占領した南韓では、米軍政と少数反民族勢力が結託して反帝国主義、反封建革命を挫折させ、その結果、半植民地的従属と半封建的地主制の搾取が社会経済の主要矛盾として温存されることになった。
③一方、革命的なソ連軍が入って来た北朝鮮では、反帝国主義、反封建革命が成功した。
④朝鮮戦争は、民主基地である北朝鮮がアメリカの植民地的支配の下にある南韓を解放させようとした性格を持つ。
⑤結局、植民地時期から朝鮮戦争に到る解放前後史は、アメリカ帝国主義と革命的な韓国民衆が熾烈に対立した時代であると規定することができる。
以上が 『解放前後史の認識』の核心テーマだと言えます。(特講2に続く)
イ・ヨンフン(ソウル大学教授、『解放前後史の再認識』共同著者)
*イ・ヨンフン教授の<解放前後史の再認識特講>は、EBSラジオホームページ(再び聞く)で聞くことができます。 http://www.ebs.co.kr/Homepage/?progcd=0002420
(翻訳終わり)
これは メッセージ 249 (chaamiey さん)への返信です.
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