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イ・ヨンフン教授特別講義 9(4)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/07/07 23:10 投稿番号: [245 / 1474]
李承晩大統領を正しく知る

<解放前後史の再認識特別講義>
(9)実用主義、民族主義者李承晩は大韓民国建国の元勳

[イ・ヨンフン   2006-06-28]
http://www.new-right.com/read.php?cataId=nr03007&num=1732


               (翻訳4)

   そういうはっきりしない状況で、親日派問題は、左派と右派政治勢力の間の最も深刻な対立点の一つになってしまいました。左右間の対立だけでなく、同じ右派同士もこの問題を巡る対立は深刻でした。1945年12月中旬、ソウルの国一館で起った事です。帰国した臨時政府の要人を歓迎する席が、韓民党の幹部によって用意されました。その席で臨時政府の申翼煕が 「国内にいた者は、多かれ少なかれ皆親日派だ。」と言いました。すると張徳秀が、「それでは私は間違いなく粛清される組だな、そうだろう?」と言い返しました。続いて、紹介することも憚られるような言い争いが起りました。この苦いエピソードは、当時から、いわゆる親日派の粛清問題が、国造りという重大な歴史的使命を控えた人間たちを、どれほど戸惑わせていたかをよく物語っています。

   これに対する李承晩の立場は次のようでした。彼が初代内閣を構成して発表すると、一部閣僚の中に親日経歴の持ち主が含まれていることに対して批判の世論がおこりました。これに対して李承晩は、「悪質な独立運動妨害者以外に親日派と言うものはありえない」と断固たる立場を見せました。非難されるかも知れませんが、私は、李承晩大統領のこのような主張に共感します。

   初代政府の経済省庁に勤めたある年配の方の回顧によれば、当時の政府の官僚たちは、親米派、親中派、親日派に分けられたと言います。親米派はアメリカ出身で少数の高位職であり、親中派は中国から臨時政府と共に帰って来た人々であり、政治的立場が一番強いが実務能力に欠けた人々だったし、数の上で一番多い親日派は、日本に留学をしたとか国内大学の出身者たちであって、政治的立場が一番弱いながらも実務能力は一番優秀だったと言います。
   そんな状況で、反民特委の活動は、政府の実務官僚たちを動揺させました。済州島と麗水・スンチョンでは南労党(南朝鮮労働党)の起こした反乱が展開している中でした。

   そういう政治的混乱期に、反民特委は、法的に与えられた1年の期限で既にその歴史的使命を尽くしたと見られます。少なくとも、李承晩大統領はそのように思ったようです。それはどうしても不十分なのでした。しかし、それは、大韓帝国が滅亡して40年間日帝の植民地支配を受け、他人の力によって解放されて独立した国としては、歴史の業報(因果)とも言うべきものでした。
   胸にしまったまま沈黙することで皆が皆に寛大になる必要がある、そういう歴史的業報でした。長年の沈黙の後に歴史の省察として後世に静かに伝えて残す、そういう業報でした。この問題についての初代大統領の苦悩に満ちた政治的決断はそういうものであったと、私は見当をつけています。

   もちろん、李承晩は完璧な人ではありませんでした。権威主義的で固執不通だったという道徳的批判には、私も同意することができます。そのために彼が犯した政治的間違いもあると思います。しかし、国を建てるという何世紀に一度有るか無いかの極めて重大な政治的事件に係わる限り、歴史的人物を個人的性分や執権以後のいくつかの政治的過誤で見逃しては、公正な評価になりません。彼が追い求めた政治的理想は何だったのか、その国を盤石にするために彼の追い求めた国際政治はどんなものだったのか、内政・外政に努力した彼の業績は以後長期的にどんな影響として残ったのか、等々の政治史的視覚で李承晩は再評価されなければなりません。

   そんな視覚で見直せば、李承晩は、彼を除いては大韓民国の出発を説明することができないくらい国造りに大きな功績を残した人です。 大韓民国の歴史教科書は、彼を建国の元勳として丁寧に扱う必要があります。彼と政治的に対立した人々、甚だしくは北朝鮮の金日成まで単独でその顔が出てくる歴史教科書に、どうして李承晩大統領の単独写真はないのでしょうか。あまりに馬鹿馬鹿しいデマのような非難が中・高等学校の教科書に横行しているので、その点を敢えて指摘しておかざるを得ません。

   イ・ヨンフン(ソウル大学教授、『解放戦後史の再認識』共同編集者)

                    (翻訳終わり)



(翻訳者の感想)
   この文章には、赤字太字で特に強調したくなるような部分があります。
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