1位じゃなければだめですか?(さいご)
投稿者: tyd_freedom 投稿日時: 2010/06/16 13:58 投稿番号: [20377 / 30895]
これでこのコピペ最後にしますが、いろいろ見方や意見はあると思います
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-138.htm
『次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト』支持派の根拠は、
① スパコンは超ハイテク。
② 世界一じゃないと、取り残される。
③ だから、税金を使ってもやるべき。
まずは、「① スパコンは超ハイテク」について。海を隔て10km先に島があったとする。さて、その島にどうやって渡るか?高度な計算を駆使し、高価な建設機械を使い、長さ10kmの橋を建設する。これは、超ハイテク的アプローチ。 一方、別のアプローチもある。近くの売店でゴムボートを買い、海辺に転がっている丸太を加工し、櫂(かい)にしたて、島に渡る。こちらは、誰でもできるアプローチ。 つまり…困難な問題=ハイテクで解決」と思い込めば、人に言えない恥ずかしいミスを犯すということ。この手の過ちは、『メガミステイク』とよばれ、ベストセラー本のタイトルにもなった。言葉をかえれば、救いようのない大ポカ。(中略)
■スパコンの性能■
スパコンの性能を比較するのは難しいが、ひとつ目安がある。『スパコンTOP500』だ。年に2回発表されるこのランキングで、世界中のスパコンが演算速度を競い合う。指標は、浮動小数点演算(小数計算)を1秒間に何回こなせるか。単位は、FLOPS。たとえば、1FLOPSなら1秒間に1回、10FLOPSなら1秒間に10回、浮動小数点数を計算できる。
商用スパコンで最初に成功したのが、1975年、クレイ・リサーチ社の『Cray-1』だ。自称天才の多い米国にあって、真の天才の誉れ高いシーモア・クレイ博士が設計した。Cray-1の凄いところは、誰でも入手できる市販のICで作られたこと。この事実は、後世のハード設計者に、伝説として語り継がれた。さて、そのCray-1の演算性能は?ピーク値で、160MFLOPS=160×10の6乗FLOPS これでは、意味不明なので、2010年のPCと比較しよう。高性能なPCなら、10GFLOPS=10×10の9乗FLOPS なので、今のPCのほうが60倍高速だ。しかも価格は15万円。価格性能比でみれば比較にならない。PCがスパコンを脅かしていることがわかる。
■デスクトップ スパコン■
ところが、さらに驚くべき挑戦も始まっている。PCベースのスパコンだ。PCには、機能を拡張するためのPCI Expressというインターフェイスがあり、そこに、『スパコン拡張ボード』を差し込むのである。PCを改造するのではなく、ただ、拡張ボードを差すだけ。まさに、デスクトップ・スパコン。
すでに、スパコン拡張ボードも製品化されている。NVIDIA社の『Tesla C1060』だ。価格は1枚15万円。この『Tesla C1060』とPCのセットで、50万円。先の『Alienware』より安いではないか!ところで性能は?単精度(データ長が32ビット)ながら、933GFLOPS=933×10の9乗FLOPS 初代スパコンCray-1の6000倍高速!しかも、価格は100万分の1以下。こりゃ凄い。
だけど、35年前のスパコンと比較されてもねぇ…。では、5年前なら?2005年6月の『スパコンTOP500』の500位のスコアは『1170GFLOPS』。先の『Tesla C1060』のスコア『933GFLOPS』とほぼ同じ。アバウトな比較だが、「デスクトップ・スパコンが、5年遅れでスパコンTOP500にランクインしている」しかも、価格性能比では専用スパコンを凌駕する。
このような安価で高性能なスパコンが登場した理由は2つある。
① メインの処理は、PCで使われる安価なプロセッサで。
② 浮動小数点演算は、大規模に並列化されたGPU群で処理。
特に、②は、今後のキーテクノロジーになると言われている。GPUは、元々、グラフィック描画専用のプロセッサとして開発された。ところが、グラフィックが2Dから3Dへとシフトすると、『行列演算』が激増した。行列演算は、浮動小数点演算を並列処理すると、実行速度が劇的に向上する。結果、GPUはスパコンに最適の部品に進化したのである。
じつは、先の浜田剛助教の激安スパコンもこの方式。もちろん、世界のスパコンの主流もこれ。どう考えても、『売店でゴムボートを買う』アプローチは、スパコンでも成立している。(以下略)
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-138.htm
『次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト』支持派の根拠は、
① スパコンは超ハイテク。
② 世界一じゃないと、取り残される。
③ だから、税金を使ってもやるべき。
まずは、「① スパコンは超ハイテク」について。海を隔て10km先に島があったとする。さて、その島にどうやって渡るか?高度な計算を駆使し、高価な建設機械を使い、長さ10kmの橋を建設する。これは、超ハイテク的アプローチ。 一方、別のアプローチもある。近くの売店でゴムボートを買い、海辺に転がっている丸太を加工し、櫂(かい)にしたて、島に渡る。こちらは、誰でもできるアプローチ。 つまり…困難な問題=ハイテクで解決」と思い込めば、人に言えない恥ずかしいミスを犯すということ。この手の過ちは、『メガミステイク』とよばれ、ベストセラー本のタイトルにもなった。言葉をかえれば、救いようのない大ポカ。(中略)
■スパコンの性能■
スパコンの性能を比較するのは難しいが、ひとつ目安がある。『スパコンTOP500』だ。年に2回発表されるこのランキングで、世界中のスパコンが演算速度を競い合う。指標は、浮動小数点演算(小数計算)を1秒間に何回こなせるか。単位は、FLOPS。たとえば、1FLOPSなら1秒間に1回、10FLOPSなら1秒間に10回、浮動小数点数を計算できる。
商用スパコンで最初に成功したのが、1975年、クレイ・リサーチ社の『Cray-1』だ。自称天才の多い米国にあって、真の天才の誉れ高いシーモア・クレイ博士が設計した。Cray-1の凄いところは、誰でも入手できる市販のICで作られたこと。この事実は、後世のハード設計者に、伝説として語り継がれた。さて、そのCray-1の演算性能は?ピーク値で、160MFLOPS=160×10の6乗FLOPS これでは、意味不明なので、2010年のPCと比較しよう。高性能なPCなら、10GFLOPS=10×10の9乗FLOPS なので、今のPCのほうが60倍高速だ。しかも価格は15万円。価格性能比でみれば比較にならない。PCがスパコンを脅かしていることがわかる。
■デスクトップ スパコン■
ところが、さらに驚くべき挑戦も始まっている。PCベースのスパコンだ。PCには、機能を拡張するためのPCI Expressというインターフェイスがあり、そこに、『スパコン拡張ボード』を差し込むのである。PCを改造するのではなく、ただ、拡張ボードを差すだけ。まさに、デスクトップ・スパコン。
すでに、スパコン拡張ボードも製品化されている。NVIDIA社の『Tesla C1060』だ。価格は1枚15万円。この『Tesla C1060』とPCのセットで、50万円。先の『Alienware』より安いではないか!ところで性能は?単精度(データ長が32ビット)ながら、933GFLOPS=933×10の9乗FLOPS 初代スパコンCray-1の6000倍高速!しかも、価格は100万分の1以下。こりゃ凄い。
だけど、35年前のスパコンと比較されてもねぇ…。では、5年前なら?2005年6月の『スパコンTOP500』の500位のスコアは『1170GFLOPS』。先の『Tesla C1060』のスコア『933GFLOPS』とほぼ同じ。アバウトな比較だが、「デスクトップ・スパコンが、5年遅れでスパコンTOP500にランクインしている」しかも、価格性能比では専用スパコンを凌駕する。
このような安価で高性能なスパコンが登場した理由は2つある。
① メインの処理は、PCで使われる安価なプロセッサで。
② 浮動小数点演算は、大規模に並列化されたGPU群で処理。
特に、②は、今後のキーテクノロジーになると言われている。GPUは、元々、グラフィック描画専用のプロセッサとして開発された。ところが、グラフィックが2Dから3Dへとシフトすると、『行列演算』が激増した。行列演算は、浮動小数点演算を並列処理すると、実行速度が劇的に向上する。結果、GPUはスパコンに最適の部品に進化したのである。
じつは、先の浜田剛助教の激安スパコンもこの方式。もちろん、世界のスパコンの主流もこれ。どう考えても、『売店でゴムボートを買う』アプローチは、スパコンでも成立している。(以下略)
これは メッセージ 20369 (tyd_freedom さん)への返信です.
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