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戦前の日本人の思考

投稿者: yusura_sdhk 投稿日時: 2003/09/03 07:28 投稿番号: [7404 / 49973]
>東京の住人は頭上にナパーム弾をばらまかれたら何が起こるかを、沖縄の住人は米軍の上陸作戦がどんなに惨劇をたらすかを、なかんずく、広島と長崎の住民は原爆に焼かれることの何たるかをわかっていたんでしょうか。その上で、なお、開戦やむなしと、判断したのですか。

>一般の国民は、最終的に負けることを覚悟しつつ、真珠湾の戦果に拍手喝采をしたのでしょうか。

上記の質問は同じような内容ですが,なかなか答えるのが難しいです.
当時の人間の心情に入っていく,というのは,僕が最も興味を感じる
ところではありますが,最も難しいところでもあります.他人の心情
なんて判るわけが無いし,しかも,色んな人がいますからね.

ただ,当時の日本人が共有していた価値観を考えると,参考になること
が多いように思います.

僕の両親や祖父母の口から共通して聞く言葉は,「日本は神様が守って
くれるから負けるはずが無いと思っていた」というものですが,それは
米国に勝てると思っていたのかというと,そうではなく,「負けた」と
思わない限り,負けではないから,なんだそうです.つまり,相手が
「負けた」と思うまで頑張れば,勝つに決まってる,と思っていた
そうです.

「神様が守ってくれる」というのは,自分が一生懸命諦めずに努力している
姿を,神様はちゃんと見ていてくれる」という意味で,何か神がかり的な
奇跡で日本が戦争に勝つ,という意味ではないそうです.

日本人は結果よりも過程を大事にする価値観を古くから持っています.
「誠を尽くす」ことを何よりも尊いと考えます.悪い言い方をすると,
あまり結果を重視しません.誠を尽くしてやれば,結果なんか気にしな
くてもおのずとついてくる,という考え方です.

以上を参考にすると,当時の国民の総意に近い意見として,「米英に
負けたと言わせるまで頑張る覚悟を固めた」ということになるのでは
なかろうか,と思います.相手が強ければ,それは悲壮な覚悟になり
ますが,「相手が強いならやめよう」とはならないような気がします.
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