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日帝期の売春事情

投稿者: bosintang 投稿日時: 2003/04/22 23:10 投稿番号: [3728 / 49973]
さらにつづき

よく,植民地朝鮮の公娼制は,日本によってもちこまれたといわれますが,これは正しい。日本は,貨幣経済と,奴隷制廃止,売春婦をもたらし,その結果,朝鮮の地に日本とそっくりの「公娼制」が根づくことになりました。日本の「検番」は「券番」といわれてそのまま定着しました。金学順さんが40円で売られていった先が,この券番ですね。券番の主人(=義父)が,若すぎて営業許可の下りない朝鮮をはなれ,中国で売ったのが,軍慰安所。

遊廓の中心地は,ソウルの「新町」でしたが,併合後14年の1924年,新町の遊廓には,日本人340人,朝鮮人267人の女郎がいたとのこと。公娼は,最初,日本人が多かった。それが逆転するのは,1930年ごろ。
許可を受けない私娼は,圧倒的に朝鮮人が多かったでしょう。

植民地時代を舞台にした小説には,このような売春婦の話がちょくちょく出てきます。たいていは,貧しさのために体を売り,それで自堕落な親父を助けたり,弟の学費を捻出したり。だいたいは美談扱いです。芥川賞と同じような格をもつ文学賞,李相文学賞の李相の代表作「翼」の主人公の内縁の妻も,売春婦。

慰安婦を騙したのは「朝鮮人業者」というのがよく言われますが,日本人業者もいた。私の読んだ日帝時代の日本人の回想録には,田舎から出てきた女中を騙して,売春業者に売り払う悪徳旅館主人(日本人)の話も出てきます。朝鮮人業者が多かった理由は,たんに言葉の問題でしょう。
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