わたり蟹
投稿者: mamahuhu_ren 投稿日時: 2010/12/15 17:07 投稿番号: [17 / 106]
温州にはエンジンで走るタクシーはなかった。
人力車だ狭い道でも走ってくれる。乗る前に
「領収証は要らない」といって価格交渉をして
乗り込む。
日本からの輸出の商談で値段をオファーし貿易公司
はそれをユーザーに伝えるため商談は20分くらいで終わってしまう。
次の日は値引きを要求されると本社へ電報。電話はなかなか通じない。
毎日仕事といっても20分くらいで後は何もない。
工場の人とも会って話をする。工場の人の親戚が港のすぐ
近くで個人の食堂をやっていてそこを紹介してもらい
毎晩そこで食事をする。そこでは新鮮なわたり蟹を生で食べる。
中国であちこち出かけたが大連など日本料理屋以外で
生のものを食べることは温州だけだ。酢と醤油に砂糖をかけて
食べるので砂糖はかけないようにしてもらい毎日それをたべた。
そしてすっぽんスープと巻き貝を炒めたものをビールの肴に
毎日食べた。
1人では食べきれない。窓際に座って食事をしていると乞食が
私が食べ残すのを待っている。店の隅には甕がおいてあり自家製の
紹興酒が飲める。
充分飲んで食べて50元もしなかった。当時きれいな
ホテルというようなものはなく華僑飯店という温州で最もいいホテル
(招待所に近い)に泊まった。
朝食はおかゆの定食しかなく5元くらいだったと思う。
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