「半島の舞姫」歴史にもまれ数奇な運命
投稿者: ametomuti_yapparimuti 投稿日時: 2003/02/14 14:45 投稿番号: [75556 / 99628]
舞踊家:
「半島の舞姫」歴史にもまれ数奇な運命
2枚の舞踊家の写真がある。1枚は戦前の日本で「半島の舞姫」と呼ばれ、人気を博しつつも帰国した北朝鮮で消息を絶っていた崔承喜(チェスンヒ)さん。もう1枚は金正日(キムジョンイル)総書記の夫人とされる高英姫(コヨンヒ)女史である。16日の金総書記の誕生日を前に2人の数奇な運命と、その接点に関心が集まっている。 【鈴木琢磨】
●川端、三島も絶賛
9日の朝鮮中央通信は「祖国の光復と富強・繁栄のための偉業にすべてをささげた22人の烈士の遺骸(いがい)が愛国烈士陵に新しく安置された」と報じ、その中に崔さんの名があった。また朝鮮中央テレビは墓碑も映し出し、<1969年8月8日逝去>と死亡の事実を初めて明らかにした。崔さんの名誉が回復されたのである。
崔さんは1911年にソウルで生まれた。日本に渡り、舞踊家の石井漠(ばく)に師事、伝統舞踊とモダンダンスを融合させた舞踊でファンを魅了し、川端康成、三島由紀夫らも絶賛した。戦後、文芸評論家の夫と北朝鮮に戻って、崔承喜舞踊研究所を設立。国会議員に当たる最高人民会議代議員にまで選出されたが、夫の失脚が伝えられた後、67年に消息不明となった。
●尊敬するオモニム
その崔さん復権に高女史の影がちらつく。日本生まれの彼女は現在、50過ぎ。済州島出身の父は柔道家で、60年代初めに北朝鮮に帰国、平壌のオペラ劇団「万寿台芸術団」のマドンナに抜てきされた。73年に日本公演もした。日朝関係筋によると、金総書記の現夫人で、軍内部で「尊敬するオモニム(お母さま)」と称され、お言葉の学習が始まっている。息子の正哲氏が後継者に浮上したとの有力情報もある。
平壌の内情に精通している在日朝鮮人の芸術関係者が言う。「来日した高女史に会ったことがありますが、美ぼうと舞踊の才能が抜きん出ていました。特に『祖国のツツジ』という踊りがすばらしかった。その後、彼女が金総書記夫人になったことを知りました。朝鮮舞踊界の神様である崔さんに手ほどきを受けていた可能性もあります。彼女が金総書記に崔さんの名誉回復を進言していたのではないでしょうか」
●「20世紀辞典」にも
国家プロジェクトとして編さんが進められてきた「20世紀朝鮮文芸人名辞典」が4月、出版される。金総書記はこの中で、崔さんを含め父の金日成時代に粛清された文化人らを大胆に再評価するといわれている。内憂外患の北朝鮮、内向きには著名人の名誉回復で体制の立て直しを図り、外向きには核開発をちらつかせ、体制の保証を要求している。2人の舞姫は、まだまだ政治にほんろうされ続けるのだろうか。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030214k0000e040078000c.html
「半島の舞姫」歴史にもまれ数奇な運命
2枚の舞踊家の写真がある。1枚は戦前の日本で「半島の舞姫」と呼ばれ、人気を博しつつも帰国した北朝鮮で消息を絶っていた崔承喜(チェスンヒ)さん。もう1枚は金正日(キムジョンイル)総書記の夫人とされる高英姫(コヨンヒ)女史である。16日の金総書記の誕生日を前に2人の数奇な運命と、その接点に関心が集まっている。 【鈴木琢磨】
●川端、三島も絶賛
9日の朝鮮中央通信は「祖国の光復と富強・繁栄のための偉業にすべてをささげた22人の烈士の遺骸(いがい)が愛国烈士陵に新しく安置された」と報じ、その中に崔さんの名があった。また朝鮮中央テレビは墓碑も映し出し、<1969年8月8日逝去>と死亡の事実を初めて明らかにした。崔さんの名誉が回復されたのである。
崔さんは1911年にソウルで生まれた。日本に渡り、舞踊家の石井漠(ばく)に師事、伝統舞踊とモダンダンスを融合させた舞踊でファンを魅了し、川端康成、三島由紀夫らも絶賛した。戦後、文芸評論家の夫と北朝鮮に戻って、崔承喜舞踊研究所を設立。国会議員に当たる最高人民会議代議員にまで選出されたが、夫の失脚が伝えられた後、67年に消息不明となった。
●尊敬するオモニム
その崔さん復権に高女史の影がちらつく。日本生まれの彼女は現在、50過ぎ。済州島出身の父は柔道家で、60年代初めに北朝鮮に帰国、平壌のオペラ劇団「万寿台芸術団」のマドンナに抜てきされた。73年に日本公演もした。日朝関係筋によると、金総書記の現夫人で、軍内部で「尊敬するオモニム(お母さま)」と称され、お言葉の学習が始まっている。息子の正哲氏が後継者に浮上したとの有力情報もある。
平壌の内情に精通している在日朝鮮人の芸術関係者が言う。「来日した高女史に会ったことがありますが、美ぼうと舞踊の才能が抜きん出ていました。特に『祖国のツツジ』という踊りがすばらしかった。その後、彼女が金総書記夫人になったことを知りました。朝鮮舞踊界の神様である崔さんに手ほどきを受けていた可能性もあります。彼女が金総書記に崔さんの名誉回復を進言していたのではないでしょうか」
●「20世紀辞典」にも
国家プロジェクトとして編さんが進められてきた「20世紀朝鮮文芸人名辞典」が4月、出版される。金総書記はこの中で、崔さんを含め父の金日成時代に粛清された文化人らを大胆に再評価するといわれている。内憂外患の北朝鮮、内向きには著名人の名誉回復で体制の立て直しを図り、外向きには核開発をちらつかせ、体制の保証を要求している。2人の舞姫は、まだまだ政治にほんろうされ続けるのだろうか。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030214k0000e040078000c.html
これは メッセージ 75555 (ametomuti_yapparimuti さん)への返信です.
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