ユダヤ人
投稿者: ditgtedgbbdc 投稿日時: 2002/07/27 16:43 投稿番号: [60908 / 99628]
I プロローグ
ユダヤ人 ユダヤじん Jews 現代の用語法では、「ヘブライ人」および「イスラエル人」の同義語としてもちいられる。しかし歴史的・民族学的には、この語はさまざまにことなる複数の意味をもつ。
一般的な歴史用語としての「ヘブライ人」には特別の民族的意味はなく、前1300年以前に地中海東岸地方にいたセム系遊牧民の部族集団であれば、いずれもこの語でよぶことができる。ユダヤ人の歴史では、「ヘブライ人」はとくに、ヤハウェという神を自分たちの神としてうけいれた諸部族をさしてもちいられる。時代的には、有史以前の起源から、彼らが古代パレスティナ(旧約聖書ではカナンとよばれる)を征服し、前1020年ごろ、王の支配する統一国家を樹立するまでをいう。
「イスラエル人」という語は、特定の民族ないし国民集団を意味し、ヘブライ人の子孫で、その宗教によって文化的に統合されていた人々をさす。歴史的には、カナンの地の征服から、前721年のアッシリア王サルゴン2世によるイスラエル王国の滅亡までをいう。
「ユダヤ人」という語は、前2者の文化的な子孫である第3の集団をさし、時代的には、いわゆるバビロン捕囚からのパレスティナ帰還以降、現代までをいう。「ユダヤ人」という名称は、究極的にはヘブライ語の「イェフーディ」に由来するが、これはもともと、ヘブライ人のうちのユダ部族の成員を意味した。古代のその領土は、後6年にローマ帝国の属州に再編されて「ユーダエア」とよばれるようになり、ユーダエアの住民を意味するラテン語の「ユーダエウス」から、「ユダヤ人」という各国語(Jew, Jude, Juifなど)が派生したのである。
現代のユダヤ人は、ひとつの人種というよりも、独立したひとつの民族的共同体ないし同胞集団である。それは、後135年にローマ帝国の属州ユーダエアが最終的に解体してから、1948年に現代国家としてのイスラエルが建国されるまでの約19世紀もの間、絶え間なくくりかえされる迫害をのりこえて、自己同一性を維持してきた共同体である。1970年にイスラエルのクネセト(国会)は、ユダヤ人とは、ユダヤ人ないしユダヤ教への改宗者を母として生まれた者とする、という定義を立法した。ユダヤ人の民族的自己同一性が、ほかに例をみない仕方で維持されてきたことは、主として、ユダヤ教の厳格な信奉の結果である。ユダヤ教とユダヤ人の歴史は、不可分の仕方でむすびあわされているのである。
ユダヤ教は、ユダヤ人の生活のあらゆる局面を支配しており、青少年の教育を要求し、その伝統的な教義の中に、メシア的王国の樹立への希望と信念をふくんでいる。19世紀にはさまざまな改革運動がユダヤ教のあり方をかえはじめたとはいえ、生きのこったすべてのユダヤ人共同体の存在は、先祖たちの諸世代がユダヤ教の律法を敬虔(けいけん)に遵守してきたことの結果である。ユダヤ人の顕著な特色は、教育と学問を尊重し、熱意をもってそれにとりくむということである。教育と学問は、礼拝行為の一部とみなされている。
ユダヤ人 ユダヤじん Jews 現代の用語法では、「ヘブライ人」および「イスラエル人」の同義語としてもちいられる。しかし歴史的・民族学的には、この語はさまざまにことなる複数の意味をもつ。
一般的な歴史用語としての「ヘブライ人」には特別の民族的意味はなく、前1300年以前に地中海東岸地方にいたセム系遊牧民の部族集団であれば、いずれもこの語でよぶことができる。ユダヤ人の歴史では、「ヘブライ人」はとくに、ヤハウェという神を自分たちの神としてうけいれた諸部族をさしてもちいられる。時代的には、有史以前の起源から、彼らが古代パレスティナ(旧約聖書ではカナンとよばれる)を征服し、前1020年ごろ、王の支配する統一国家を樹立するまでをいう。
「イスラエル人」という語は、特定の民族ないし国民集団を意味し、ヘブライ人の子孫で、その宗教によって文化的に統合されていた人々をさす。歴史的には、カナンの地の征服から、前721年のアッシリア王サルゴン2世によるイスラエル王国の滅亡までをいう。
「ユダヤ人」という語は、前2者の文化的な子孫である第3の集団をさし、時代的には、いわゆるバビロン捕囚からのパレスティナ帰還以降、現代までをいう。「ユダヤ人」という名称は、究極的にはヘブライ語の「イェフーディ」に由来するが、これはもともと、ヘブライ人のうちのユダ部族の成員を意味した。古代のその領土は、後6年にローマ帝国の属州に再編されて「ユーダエア」とよばれるようになり、ユーダエアの住民を意味するラテン語の「ユーダエウス」から、「ユダヤ人」という各国語(Jew, Jude, Juifなど)が派生したのである。
現代のユダヤ人は、ひとつの人種というよりも、独立したひとつの民族的共同体ないし同胞集団である。それは、後135年にローマ帝国の属州ユーダエアが最終的に解体してから、1948年に現代国家としてのイスラエルが建国されるまでの約19世紀もの間、絶え間なくくりかえされる迫害をのりこえて、自己同一性を維持してきた共同体である。1970年にイスラエルのクネセト(国会)は、ユダヤ人とは、ユダヤ人ないしユダヤ教への改宗者を母として生まれた者とする、という定義を立法した。ユダヤ人の民族的自己同一性が、ほかに例をみない仕方で維持されてきたことは、主として、ユダヤ教の厳格な信奉の結果である。ユダヤ教とユダヤ人の歴史は、不可分の仕方でむすびあわされているのである。
ユダヤ教は、ユダヤ人の生活のあらゆる局面を支配しており、青少年の教育を要求し、その伝統的な教義の中に、メシア的王国の樹立への希望と信念をふくんでいる。19世紀にはさまざまな改革運動がユダヤ教のあり方をかえはじめたとはいえ、生きのこったすべてのユダヤ人共同体の存在は、先祖たちの諸世代がユダヤ教の律法を敬虔(けいけん)に遵守してきたことの結果である。ユダヤ人の顕著な特色は、教育と学問を尊重し、熱意をもってそれにとりくむということである。教育と学問は、礼拝行為の一部とみなされている。
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
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