イラン・イラク戦争
投稿者: sharghi82 投稿日時: 2004/01/29 13:35 投稿番号: [780 / 3876]
皆さんプロジェクトXご覧になってたんですね。感想も様々で興味深いです。
イラン・イラク戦争(イライラ戦争などと呼ばれましたっけ)は当事者のイラン人でも住んでいた場所や戦争への関与の仕方の違いから、感じることは随分違うようだというのが個人的な印象です。
知りあいに戦後しばらくしてからアメリカに移住したイラン女性がいるのですが、彼女は小さい時にテヘランに住んでいて、当時毎日のように爆撃を受けていたことが非常に大きなトラウマになっていると言っていました。
それまでは比較的敬虔なイスラム教徒だった(本人談)けれども神が信じられなくなり、アメリカに移住してからもノイローゼと鬱で大変だったそうです。そんなある日、とある仏教の勉強会に誘われて親鸞上人の教えに出会い、救われたのだそうです。それがきっかけとなって、アメリカの大学・大学院では仏教思想を研究していました。
私が出会った時、彼女は「自分は仏教徒だ」と言い、一方で家族はアメリカに移住して生活スタイルこそ変わってもイスラム教徒でありつづけたそうなので、御両親は彼女の宗教についてどう言っているのかを聞いてみました。すると、もちろん当惑したことはしたそうですが、彼女が親鸞に出会って良い意味で非常に変貌したのが両親としてもすごくうれしくて、お前をそうやって救ってくれたのなら・・ということで見守ってくれているのだそうです。
イスラム教徒にとって宗教を変えるということは神への大変な冒涜である、と言いますが、それを押しても是とするぐらい彼女にとって戦争の傷跡が大きかったのかなぁと思いました。
また日本の戦争当時の話(絨毯爆撃に焼け野原、食べる物にも事欠いた日々、沖縄決戦、原爆被災者の様子等々)を聞いてびっくりするイラン人が多いですよね。イランは日本の4.5倍ほどの広さでもあり、戦争といっても食べ物がなかったり爆撃されたりした経験のないイラン人が多いです。
従軍者でさえも赴いた土地がどこか、軍隊での役割が何かでかなり思いが違うようです。Sefideさんの御主人のように目の前で上官が吹き飛ばされたり、友人を亡くした方もいれば、前線とは全く無縁の土地で将校づきのお世話係や無線・機械調整係などで務めを終えた方もいる。
考えてみれば日本の第二次世界大戦だってそういう部分あるんですけどね。私の祖父達の話を聞くと物語としてテレビなどで報道されるのとはずいぶん違います。
こういうの(報道番組など)ってやはり視点が特定のところに設定されますね。身近な人にも話を聞くことでバランスをとった見方をとれるようにする必要があるのかなぁということを改めて思った次第です。
これは メッセージ 779 (sefide2003jp さん)への返信です.
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