数字指標
投稿者: cyunenjet596237dx1957 投稿日時: 2003/02/17 21:40 投稿番号: [455 / 3876]
何となく私の言わんとした事がお分り頂けたようですね。一言で言えば、「日本は数字上の金持ち国、イランは数字上の貧乏国」なのです。そしてこの2者は正に世界の中でもその両極端の国です。fyojizzzzさんはイランの一般的な住宅の中を覗かれたようですが、どのような印象を持たれたでしょうか。外観は石張りか煉瓦、タイル。内部は広く、床は大理石張り、壁は漆喰、そして天井は4メートルと高く、漆喰で職人が左官技術を使ってコテでレリーフ模様を丹念に描いたもの。その天井からは豪華なシャンデリア。大理石のマントルピースを持つガスの暖炉。広さも公務員の中堅クラスの官舎で140平米あります。特にシステムキッチンの素晴らしさは欧米を凌ぐ程です。これで場所により大体1万ドルから3万ドルで買えます。日本のチンケな50平米のマンションが30万ドルだと言う事を考えると、実質的な豊かさはどちらが上か明白です。高速道路だって片側4車線ですよ。それにそのGDPの数字も全くあてになりませんね。何故なら、イランでは、全て表面に出ている数字はごく一部で、所謂「地下経済」が私の感覚では8割方を占めているからです。「地下経済」とは、麻薬や密輸といったものでは無く、政府が把握していない数字と言う意味です。イランに行かれてお分りだと思いますが、一人あたりGDP1018ドルの国民があれだけ立派な家に住んで、あれだけ沢山の自家用車を所有できると思いますか?イランの大きな特徴として「税金を払ってる人が殆ど居ない」というのがあります。これは、普通の国では国民が働いた所得の中から政府が色々な名目で税金を徴収し、それを行政や公共事業に使うわけですが、イランの場合、天然資源が豊かなので、それを売った(輸出)した代金が政府の歳入となるので、地面からタダで採れるものですから国民から税金を取る必要が無いのです。先に「地下経済」の話をしましたが、そーゆーわけで国民の所得を政府が把握する必要が殆ど無いと言うのが実態なのです。このところのイラク問題で、原油が値上がりし、今イランは好景気に沸いています。イランにとっては原油が値上がりする事は日本で自動車や家電が国内、国外でバカ売れするのと同じ事なのです。街には新車が増え、高速道路、地下鉄、高層住宅が建設ラッシュです。テヘランの北側は日本人には考えられないような豪華なマンションが林立しています。1億円出せば1500平米のプール付きペントハウスが買えます。これと全く逆のケースで所得と生活が伴なっていないのが日本です。日本の住宅の酷さは世界中の物笑いの種です。下水の普及率も最低ですし、街並の汚さは目を覆いたくなるデタラメさです。日本で立派なのは通勤電車網とか、港湾設備とか、国民を働かせやすくするためのものばかりですよね。でも資源貧乏国だから仕方が無いと言えばそれまでですが、今や「世界の工場」も中国に取って代わられようとしています。このままでヤバイのは実は資源大国のイランよりも日本だと私は思いますよ。
これは メッセージ 454 (fyojizzzz さん)への返信です.