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アブヤーネ村(2)

投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2011/04/06 21:57 投稿番号: [3802 / 3876]
ホテルはアブヤーネ村外れの一番高台にあり、村の中心には、幅広い直線道路を数百メートル下ってゆく。観光地らしく、道路の両端には白樺のような幹をした並木があり、なかなかきれいだ。ただ、夕方にはまだ間があるのに、道路には人も車もほとんど見えない。

住宅が密集した中心部を歩いていると、バラの模様がはいったスカーフ姿のおばーさんたち5人が日干し煉瓦の台の上でお話ししている。写真をとってもいいかと聞くと、「日本人ならいいよ」と笑顔でうなずいた。

当然のことだが、村の中に入ってしまうと、よく写真でみるような、家々が階段状に重なり合ているような、アブヤーネ特有の集落模様は見えない。もっと離れた場所から村全体を眺めたい、ということで、石畳の道をそれて、未舗装の小道を選び、どんどん下っていった。

下の方から、農作業をしているらしい若い男性が向かってきたので、村を眺望できる場所を聞いた。友人によれば、アフガニスタン人だそうだ。教えられたとおりに川を渡って(水はなかった)、反対側の小山に登った。そこからの眺望はまさに絵はがきどおりのアブヤーネ村だった。

山裾の斜面に、赤茶色をした、四角い家々が積み木のように重なり合って1つの塊となっている。大満足。

帰りは、民家の裏庭らしきところを横切ったりして、最短距離で進んだ。が、予想外のハイキングに足の疲れは頂点に。まだ、数百メートル、メインロードを上らなければホテルに着かない。

村には、タクシーなどないらしい。ホテルに電話しても、車がないという。途方に暮れたが、動き始めた一台の車を目撃する。事情を話して、同乗をお願いする。一番つかれている妻のみが乗せてもらうつもりだったが、われわれ2人も招き入れられた。たった数百メートルとはいえ、5人乗りに7人が詰めることになったが、またまたイラン人のやさしさに心打たれることになった。
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