夢の国「イラン」についていろいろ教えて

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第五話 逮捕①

投稿者: hafez0211 投稿日時: 2010/06/14 23:57 投稿番号: [3654 / 3876]
Mが渋谷警察署に逮捕された、とMのガールフレンドの中では一番親しくしていたと思われる長身の美しいイスラエル人女性が私に教えてくれた。彼女は日本語が話せなかった。
「容疑は?」と聞きたかったがこちらは英語がうまく無く「Why   arrested?」と尋ねるのが精一杯で、彼女はそれに対し両手を広げ「わからない」というポーズをした。

私はMのビジネスパートナーなら、事の次第を知っているだろうと思い電話をかけた。
すると彼らも詳しい状況は分からないようだった。
が、恐らくはオーバーステイ容疑だろうと言った。
そして彼らは私に頼んだ。
「僕らもオーバーステイだから警察署は怖い。悪いけど、面会に行ってこれから僕らはどうしたらいいのかMに聞いてきてくれませんか?」と頼まれてしまった。
私は次の日、仕事帰りに渋谷署に寄り面会を求めたが、Mが留置されているのは他の署であることが分かり面会は日を改めることにした。
そして私は会社に休暇届けを出し、当時渋谷でペルシャ語の新聞やらカセットテープを売っていた大型書店「大盛堂」の地下の店に行き、差し入れするためにイランの「JAVANAN(若者)」というスポーツや芸能を中心とした雑誌と新聞を購入した。このJAVANANはMが記事を書いていた雑誌でもあり、イラン人の若者には大変良く読まれている大衆紙であった。

警察署に面会に行くなんて初めてだ。
とても緊張した。
けれども、外国の警察署で捉えられているMを思うと心配でいてもたってもいられなかった。

  警察署の入り口で私の住所氏名、差し入れ品名、面会相手の名前を書いて私は留置係りの警官から面会室へと通された。
  パイプ椅子に座り、待っていると手錠をかけられたMが警官と共に入室してきた。
  警官に促されMもまたパイプ椅子に座り、その斜め後ろに警官は立った。
「げんき?」
とMは私に思いのほか優しい声で話しかけてきた。
「ううん、元気じゃない。なんで捕まったのよ?」
「センター街でご飯食べて店から出たら、警察に声をかけられたの。それで外国人登録証を見せて、職業を尋ねられたの。この近くで不動産仲介と携帯電話の代理店の会社を経営しているって言ったら、そこに連れて行けって言われて。若い警察官とおじいさんの警察官だった。それで事務所を彼らが捜索したんだけど、私何も悪いことしてないからね。でも私の財布に公務員の友達の名刺やら、有名企業の社員の名刺やら、とどめは複数の弁護士の名刺が入っていたんで、なんでこんな立派な肩書きの日本人の名刺を持っているんだって言われて、友達だって言っても信じてくれなくて。しばらく言い争ったんだけど、あの人たちもあきらめてもう帰ろうとしていた時、ポストの中も調べろっておじいさんが言って、開けたら君からの置手紙が入っていて、読まれたの。日本人の彼女がいるのか?って言われて。急におじいさんが怒り出して、オーバーステイの癖に日本人の女性を騙してるんだな?って怒ってね。それで捕まった。若いほうの警察はこの人ビザ無いけど偽造テレフォンカードも麻薬も持っていなかったし、問題ないんじゃないですか?真面目に自営業をやっているだけですよって助けてくれようとしたけど、おじいさんが怒ってしまって駄目だった」
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