科学が霊性を発見する時 3
投稿者: kiyama0586 投稿日時: 2010/03/29 18:47 投稿番号: [3129 / 10174]
アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス著)より引用
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「ところで食べ物だけどね‥‥アミ」
ぼくは空腹を感じて言った。
「お腹すいてる?」
「うん、ペコペコだ。何かないの?
宇宙食とか‥‥」
「あるよ。後ろの方を探してごらん」
と言って操縦席の後ろの戸棚を指さした。上の方に開く戸を持ち上げた。
変な記号の書いてある木のような物質でできた容器のたくさんつまった、
小さな食料棚が現れた。
「一番幅の広いのを取って」
どうやって開けたらいいのか分からなかった。密封されているよう
でもあった。
アミは、ぼくがまごついている様子を見て笑った。
「赤い点があるだろう。そこを押してごらん」
言ったとおりにした。ふたがゆっくりと開いて、中から飴色をしたやや
透明なクルミのような果物が現れた。
「これな〜に?」
「とにかく、一つ食べてごらん」
指でつまんでみるとスポンジのように柔らかかった。舌の先でちょっと
舐めてみた。甘い味がした。
「安心して食べなよ。毒なんか入ってないから」
アミはぼくの動作を、一点も見落とさないように観察しながら言った。
「ぼくにも一つ、ちょうだい」
容器を彼の方に差し出した。アミは一つ取って口に入れ、うっとりと
味わっていた。
ぼくは少し噛んで、注意深く味わってみた。クルミやハシバミの実の
ような味だ。すばらしくデリケートな味で気に入った。二かじり目は、
とてもおいしく感じた。
「これ、とってもおいしいね。アミ」
「三個か四個以上は食べちゃだめだよ。たんぱく質がとても豊富
だからね」
「うん、でも、これ何なの?」
「蜜のようなもんだよ。ハチ蜜のようなね」
と笑いながら答えた。
「とてもおいしい。いくつか、おばあちゃんにお土産に持って行っても
いい?」
「もちろんだとも。でも容器はここに置いていって、君のおばあちゃん
にだけだ、それ以外の誰にも見せちゃダメだよ。みんな食べて、一つも
残しておいちゃダメだ。約束できる?」
「うん、分かった。約束するよ。ウーン‥‥おいしい」
「ぼくはこれよりも、もっと地球の果物の方が好きだね」
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これは メッセージ 3128 (kiyama0586 さん)への返信です.
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