宇宙の基本法 10
投稿者: kiyama0586 投稿日時: 2010/02/23 16:10 投稿番号: [2973 / 10174]
アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス著)より引用
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「じゃ使わなくなった時は?」
「そうしたら使わないまでの話だよ」
「もちろん、そうだけどね。たとえば、この円盤と同じようなものを
一つ選んで、ぼくの家の庭に使わない時でも置いておくことは
できるの?」
「どのくらい、使わないで置いておくの?」
「たとえば…三日くらい」
「それだったら、円盤を置くように指示されている“飛行場”に置いた
方がいいね。そうすれば、君が使ってない時にはほかの人が使う
ことができるし、君が、その後で使いたい時には、行って用意されて
ある同じものを使えばいい」
「でも、どうしても、同じものが使いたかったとしたら?」
「どうして同じのじゃなくちゃいけないの?
ここは円盤は余っているし、
だいたいみんな、似かよっているよ」
「たぶん、君の“古い”テレビと同じく愛着があるんだよと思うよ…」
「ああ、君がテレビと呼んでいるこの小さなものは、ぼくの小さな
思い出のものだ。誰もこれを必要としないし、第一、旧式だからね。
だからもう、とっておきたくなかったら、この種の仕事をしている人の
ところへ持っていくよ。彼らが解体するなり、修正するなり決めるだろう。
でも公共物ではないから、ずっと手元に置いておくことだってできる。
でも君が作ったわけでもなく、同じものが余っているのに一つの円盤
に固執するなんてまったく理解できないね。とても変な気まぐれとしか
言いようがないよ。でも、どうしてもその円盤じゃなくちゃ、というのなら、
使用中の時は空くまで待つしかないね」
「でも、もし<その>円盤をぼくだけで、ほかの誰にも使ってほしくない
としたら?」
「どうして誰にも使わせないの?」
「たぶん、<自分のもの>は他人に使ってもらいたくないからね…」
「でも、どうして?
ここには伝染病患者は一人もいないよ…」
「よく分からないけど、自分のものは<自分だけのもの>で、ほかの
誰のでもないのがいいんだと思うよ」
「それは所有病だよ。エゴイズムだ」
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これは メッセージ 2972 (kiyama0586 さん)への返信です.
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