宇宙の基本法 11
投稿者: kiyama0586 投稿日時: 2010/02/23 16:28 投稿番号: [2974 / 10174]
アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス著)より引用
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「エゴイズムなんかじゃないよ」
「じゃ何なの?
寛大さかね?」
アミは笑って言った。
「ということは、歯ブラシもみんなと共用でなくてはいけないということ
なの?」
「やれやれ、またもや、極端論だ!…。誰も君の歯ブラシなんかに、
興味を持っちゃいないよ。歯ブラシも他の個人的な所有物も何も人と
共有する必要はない。ここでは、ものは余っているんだ、誰もそれに
こだわったりする人はいない。でも、円盤を人と共有するのが、いやだ
とはね。そのうえ、“飛行場”では、機械が円盤を点検したり、修理
してくれて、自分で、わざわざやらなくてもいいんだよ」
「一見よく聞こえるけどね。何か“奇宿学校”みたいな感じがするよ。
すべて義務で、いつも監視されているような感じでね…」
「全然違うよ。ここの人は、もっと幅広くずっと自由に楽しんで生きてる
よ」
「法律はないの?」
「ある。でも、例の基本法に基づいていて、すべての人々が、幸せに
なるようにつくられているんだ」
「じゃ、もう、そろそろ、そのすばらしい法を教えてくれても…」
「もうちょっとの我慢だよ」
笑って言った。
「じゃ、もし、その法を誰かが破ったとしたらどうなるの?」
「当然、苦しむね」
「罰したり、牢屋に入れたりするの?」
「ここには罰もなければ刑務所もない。もし誰かが何か過失を犯した
場合、その人自身が苦しむことになるんだよ。つまり、自分で自分を
罰するんだ」
「自分で自分を罰する?
それ、どういうこと?
アミ」
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これは メッセージ 2973 (kiyama0586 さん)への返信です.
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