川が絶滅寸前です!

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そうですね。

投稿者: tide56jp 投稿日時: 2003/05/28 21:02 投稿番号: [799 / 2229]
  私は、川と共に育ちました。
  川童です。学校の帰りには、のどが渇くと、川の砂を掘って水を飲みましたよ。
  魚は、勿論、釣り、手掴み、投網、やす、何でもやりました。夏休みには、朝から川遊びです。石の下のウナギを掴んで、30分近くも格闘したこともあります。75センチメートル6キログラムの大鯉と格闘して、遂に仕留めたこともあります。
  産卵のために魚が集まって、川一面に真っ黒になった光景にも出会いました。
  梁漁と言うのも経験があります。落ち鮎が次々と落ちて、休む間もありません。
  大きな淵では、船を使って投網をします。
  子供の時分には、鮎は腸を食べる魚だと教えられていました。緑色の川藻が見事に一杯に詰まっていました。
  今も、友釣りと、投網はやっています。
  夏の夜の、真っ暗な川面に、蛍がスーと飛び交う中で腰まで水につかって一人投網をします。鮎は、きうりの匂いがします。
  でも、水はきれいですが、川底には、時には自転車や、空き缶などの金属片が至るところにあって、とても危険です。そして、鮎の腸はもう食べることが出来ません。

  ダムも、発電所も上流には幾つもありますが、その為に、水質が悪くなったとか、川の環境が悪くなったとか言うことはありません。
  秋の台風シーズンには、大出水に見舞われます。普段は静かで、優しく、穏やかである川が様相を一変させます。渦巻く濁流は、轟音と共に巨石をも流します。
  あらゆるゴミも流れ下ります。タイヤもドラム缶も、巨木も、川に不法投棄されたあらゆるゴミが流れ下って、川が綺麗になります。ゴミを押しつけられる下流域はたまったものではありませんよね。
  そんな時に、ダムの底泥も一緒に流してしまえば、何処にどんな汚れがあるのかなど判りません。

  川は、四季折々に姿を変えます。春、氷が溶けて、雪柳が芽をふくらます時、堤防の桜が満開になり、やがて、花びらを浮かべて流れるさま、梅雨末期の集中豪雨は、川の汚れを流して、川底の小石を洗い清めて、新しい川苔を育みます。これが鮎の最高のえさになり、縄張りを築いた鮎をめがけて友釣りの最高の季節の到来です。
  盛夏は、子供たちの川遊びの声がはじけます。昼の暑さを逃れて、川風に身を曝す風呂上がりの夕涼みは、何ものにも代え難い緩やかな安らぎを与えてくれます。
  秋の紅葉、冬はカモやオシドリたちの天下です。

  ダムは自然を破壊しません。
  寧ろ、川のそばで生きていると、あの洪水の激流の恐怖を少しでも和らげてくれる力強い、頼みの綱なのです。
  堤防をコンクリートで固め、出水の障害になるからと、排水だけを考えて、ツルツルの川にしてしまうことの方が遙かに失うものは大きいのです。
  ダムで古里を失う多くの人々が居ることは承知しています。
  しかし、そのことによって、下流域の自然と安全が守られるとすれば、払って余りある犠牲です。
  ダムが守る自然の大きさを考えて下さい。
  ダムを単なる利権の固まりと考えるのは、自然を知らない人たちの思いこみだと思います。
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