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水質2

投稿者: tide56jp 投稿日時: 2003/05/22 23:43 投稿番号: [795 / 2229]
  早速の書きこみ深謝申し上げます。
  さて、貴方の挙げられた貯留施設での物理的、化学的状況については全く異論の余地はありません。
  私も、浄水処理、排水処理に関わってきて、嫌気性処理等も実際にプラントで検討してきましたから、その機構については承知しているつもりです。

  有機物の蓄積による、植物プランクトンの増加と、更にそれが動物プランクトンの増殖による問題は、結果として、更に魚類や、多くの水生昆虫の食物連鎖を構成することによって、豊かな水棲生物界を構築することが可能です。
  然も、その有機物が、落ち葉などの自然界で通常の状態で発生する範囲の量であれば、環境に負荷を与えない当然の自然循環として、有機物の生成分解サイクルを構成しているだけであって、その過程に、水生生物が関与する機会を与えるとすれば、もっと豊かな自然環境を創り出すことが出来るとも言えます。
  嫌気性処理に関して言えば、確かに、悪臭や、味障害を発生しますがそれは人間にとっての都合であって、自然界に於いては、寧ろ、嫌気性処理による栄養塩類の供給によって、下流域では、より豊かな植生を育むことが可能です。
  つまり、系内の発生と分解がバランスが成立していれば、それは環境に負担を与えていると言うことにはならず、自然な状況だと考えて良いのではないでしょうか。
  その意味で、水系の水質が悪化する原因は、系外からの大量の有機物の持ち込みにより、自然の循環の限度を超えて富栄養化する状況と定義しても良いのではないでしょうか。
  そう考えると、ダムは自然に対する負荷を増加しません。単に、好気性環境から、嫌気性処理を含む系に変わるだけであり、その嫌気性処理も、栄養塩の供給面から考えると、より有利であるとさえ言えます。
  十和田湖のヒメマスの例もあります。ダムを造って魚類を養殖し、食物連鎖を作り上げ、然も下流域の水害治水対策に寄与するとすれば、ダムが自然に与える負荷など消えてしまいますよね。
  如何でしょう。
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