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環境保護先進国に見る

投稿者: qtr3y 投稿日時: 2001/12/09 19:23 投稿番号: [67 / 2229]
  こんちは、みなさん。

  「自然環境保護」って、ほんとウララさんの言うようにいろりろな視点があって一枚岩で行かないから難しいですよね。

  日本の場合は「自然保護」というだけで拒否反応を起こす人たちや無反応の人たちが結構多くいるようです。
  先進国の中で、環境保護の認識が一番甘いのは日本だという評価も出ています。
  庭園や盆栽も自然だという日本人に対して、欧米人ははっきりと区別して『原生自然』という認識で自然を捉えている面があります。

  そこで、この『原生自然』を守るため、アメリカでは次のような取り組みをしています。

  その保護のためには、法的規則以上に各訪問者の原生自然に対する倫理的態度が大事であると考え、国と民間環境保護団体が一緒になって「Leave No Trace(足跡を残さない)」というパンフレットを作ってその強化を図っています。
  それはjaianさんの「自然破壊を最小限にする」という方向と重なるもので、かなり徹底されています。
  まず、その原則を見てみます。

①現地の事前調査
  防寒具や雨具を持参していないときに思わぬ気象変動により火をたくようになればそれだけ自然に悪影響を与えることになる。事前の調査・準備によりこうした悪影響を避けることができる。

②キャンプ地や道は特定の場所を利用する。
  遠回りになっても既存の道を利用し、踏み跡で新しい道をつくらない。キャンプ地も砂地を利用する。河川周辺地域は野生生物の採餌地や生息の場となっているので、砂地を利用できなければ100フィート以上川から離れたところから植生の少ないところを探して利用する。草を抜いたり、枝を折ったりしてはいけない。

③植生を回復させるという考えを持つ
  植生を回復する力を越えて踏みつけられると、その場所の状態は堰を切ったように悪くなる。植生が回復する時間を自然の側にも持たせるという視点が大事である。

④ゴミは始めから持っていかない
  食料品などの包装は取り除いて、ゴミが出ないようにする。生ゴミを含め、ゴミはすべて持ち帰る。

⑤人間が出す排斥物や汚染物は適切に処理をする

⑥たき火の考え方を改める
  たき火による灰や焼け跡をのこさないよう、できるだけたき火をしない方法を考える。木の枝を折ったり、枯れ木を利用したりしてはいけない。

⑦野生生物の生活を思いやる
  レクリェーションの最中に、野生生物に大きな影響を与えてしまう場合がある。猛禽やサギの仲間に近づいたり、繁殖中の水取りやほ乳類にを観察するときは、静かにしながらする。動物に餌を与えたり、食べ残しを置いたままにしていってはならない。キャンプ地は動物の営巣場所から離れたところを選ぶ。旅に出る前に、自然の中で出会う可能性のある野生生物について、特に人為的影響に弱い野生生物について一定の知識を得ておく。

⑧見たものを見たままにしておく
  自分が発見した岩や植物、遺物などは、そのままの状態にしておく。テントのために溝を掘ったり、差しかけを作ってはならない。動かした石や落ち枝は、あとで元に戻しておく。

  こうした形で各訪問者に自然に対して認識させているところは、日本とはまったくレベルが違うようですね。
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