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公共事業、「諫早」に見る。

投稿者: qtr3y 投稿日時: 2002/01/25 22:51 投稿番号: [209 / 2229]
  もう一つの問題。

  前にも(186)言いましたが、諫早干拓の目的も、農地や農業用水、防災のための潮受け堤防を掲げていますが、それぞれ矛盾があって、その工事そのものを完成させることを目指しているように思えます。

  私が知るには河口付近の横断構造物は、大型台風が接近したときに発生する高潮がそこに当たった場合、その両サイドの付け根にもっとも多く負担がかかるので決壊する恐れがあり、その場合その付近一帯は甚大な被害をもたらすでしょう。
  これは過去に、伊勢湾台風が物語っています。

  また、高潮が発生しなくても、集中豪雨などで雨水が一斉に川に集中した場合、やはりその横断構造物が堤防への圧力を増幅させることによって、決壊する危険性を高めています(水門を開いても)。
  堤防決壊の仕組みは、もっとも集中的に水の抵抗を受けるところが高く、またその兼ね合いで最も弱いところから発生しています。
  堰堤などの川の横断構造物が堤防決壊の要因になっているのは、結構あるようです。

  ところで今日の朝日新聞で、環境生物学の江刺洋司東北大学名誉教授が、諫早干拓を後押しするかのような投稿がありましたが、何か裏があるように思えてしまうのは私だけだろうか。
  問題があっても造ってしまったものを促しているし、ノリ不作の要因を栄養塩を添加した有機酸の使用とアサリ稚貝の放流を指摘していますが、その量的因果関係が抜け落ちています。
  これでは、単なる思いこみの域を出ていないので、説得力が欠けています。

  公共事業という強大な利権が渦巻くところには、御用○○というのも存在するので、肩書きだけで判断していいものかどうか・・・。
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