qtr3y様 ダム問題
投稿者: urara888jp 投稿日時: 2001/12/23 23:57 投稿番号: [141 / 2229]
qtr3y様
まず基本的立場として私は河川業務に携わりつつ今後のダム(特に多目的ダム)については「当面不要」と考えています。
はっきり申しましてダム建設に適した立地条件が整っているところはもうすでに電力会社が発電用ダムで「先取り」してしまっています。
また、多目的ダムそのものの「効用」も洪水調節にしろ水資源開発にしろ私たちの立場から見てもかなり「疑問符」がつきます。
…それはさておき…
qtr3y様のご指摘になられたダムそのものの耐用年数(寿命)問題!ですが、計算上は耐用年数100年ということになっています(いわゆる償却期間というやつですね)。堆砂容量についても一応100年分は確保してあります。
ですが、「その後一体どうすんの?」という問いに対しては私自身「???」です。これは新幹線や高速道路が耐用年数過ぎたらどうするんだろう?という疑問と同様だとおもいます。
そういう意味でも私自身も「池もの」による治水計画にはかなり批判的です。
ダムによる洪水調節よりも「河道拡幅」ないしは「河床掘削」による安全度向上が最善策だと思います。
ですが!河道の流下能力を「拡幅」によって高めるとなると今度は下流都市部での移転などの問題が発生します。また「河床掘削」による流下能力向上は河床の自然体系の変化や塩害の増加をもたらします。また河道整備は長い年月を要することも忘れてはなりません。
みなさんが「ダムは不用」と考えるか「やはり洪水調節はダムで」と考えるか…これはある意味「沖縄の米軍基地問題」にも共通しますよね。いままでは農村部にそのつけをまわしていたのです。さてこれからどうしましょう…
私個人の考え方としては自然環境や子孫に大きな「負の遺産を残す」ダムや河床掘削ではなく「人間が自ら犠牲になる」河道拡幅で対応していくのが本筋であると考えています。
これは メッセージ 137 (qtr3y さん)への返信です.
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