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杉への信仰

投稿者: ecologician 投稿日時: 2003/11/14 07:46 投稿番号: [1341 / 2229]
杉への信仰で、森を守るという話は、いくらでもありますが、移植したというのは・・・

屋久島は、本土から分かれる今から100万年ほど前には、北からスギが渡ってきたが、ブナは間に合わず、現在もブナは生えていません。

屋久杉の森は、神の森として伐採するとたたりがあるとして恐れられてきました。安土桃山から江戸時代初期に生きた泊如竹という屋久島安房出身の高僧が島に帰ってきて、杉の伐採を恐れる人々を前に、前の晩、斧を立てかけておいて、翌日斧が倒れていた木は神がきってはならぬといっている、だが倒れていなければ許しが出たということじゃ、といって、説き伏せた。それから、本格的に杉の伐採が始まり、平木という屋根の材料となり、年貢として納めるようになったそうな。それから、屋久島の人々の生活は、山に十日、里に十日、海に十日となったそうな。

まあ、江戸時代の伐採は、択伐で森に対する影響はそれほどでもなかったのですが。明治時代に国有林に編入され、小杉谷を拠点とした戦後の皆伐がとにかくすごかったのです。しかし、これも昭和40年代後半には、コストに見合った木材生産ができなくなり、終わりを告げました。屋久島の懐は深く、今も鬱蒼とした森が見られます。
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