経済問題と環境問題
投稿者: sustainabilitian 投稿日時: 2010/03/06 15:46 投稿番号: [22 / 67]
実際には密接に関わっていますが、これを意図的に混ぜ返すことで、社会をミスリードする人もいるので注意が必要です。
環境問題は、経済学的には市場経済で解決されない部分、つまり外部経済あるいは外部不経済に属するもので、これと支払い能力との関係で政策が決定されるため、所得が大きい先進国ほど環境問題に熱心になるのはそういう意味になります。
エコカーの問題は、一年半前に起こった、巨大市場アメリカ発の大不況という、日本経済にとっての大きな危機を回避するための景気対策であり、人々が生き延びるためには一時的に資源を多めに使わざるを得ず、景気回復後は消費税を上げて財政の健全化と景気の引き締めを行うことを明言してのものでしたから、長期的な環境対策とをごっちゃにするわけには行きません。
キューバ人が古い自動車を手直しして使っているのは、社会主義国家の厳しい統制の中で起こっている政治経済的な状況に過ぎず、池上さんの話は、おそらくは麻生内閣が景気対策にエコカーを使った記憶だけが残っている間に、これを利用して、長年の東側勢力礼賛の主張を人々に吹き込もうとする意図にほかならず、子供騙し的と考えるのはそういう点にあります。
自動車の利用に関しては、事故や騒音や大気汚染などの外部不経済や、枯渇していく資源の無駄遣いを政策的にコントロールするために、西欧先進国では非常に高いガソリン税が課されていて、それを原資として、事故や騒音が人々の生活に影響を与えにくいため相対的に外部不経済が小さく、燃費も向上する自動車専用道の建設に充てられるもので、いわば走行する危険な自動車という存在が、人々の生活領域に分散するのを防ぐ逆エントロピー的な政策の一環であり、高速道路が無料であることはそういう文脈で見ないと騙されることになります。
ガソリン税は、いわば自動車で道路を走る際の基本利用料みたいなものですが、リッター10kmの自動車を考えると、日本では1km当たり5円、西欧では1km当たり12円ほどが利用料になり、その代り高速道路を利用する場合、日本では1km当たり25円が追加され、西欧ではその分がおおむね無料という違いになります。
今の政権は、基本利用料を5円から2.5円に引き下げて、高速道路も無料にすると公約しましたが、どう見ても物理的に見合わない数字で、何よりも資源の無駄遣いを促進するだけの結果になります。
日本は製鉄における省エネ技術では世界をリードしていますし、その他、発電にしろ素材生産にしろ、産業部門では高い技術を持っていて、原油の輸入量はこの数十年間ずっと減り続けていて、自動車の生産自体で消費するエネルギーも小さいのですが、反対にガソリンなどで自動車に消費される割合は、輸入原油の半分近くまで膨らんでいるそうですから、この問題が重要であることがお分かりになると思います。
ペットボトルやレジ袋を問題にしている場合ではありませんね。
環境問題は、経済学的には市場経済で解決されない部分、つまり外部経済あるいは外部不経済に属するもので、これと支払い能力との関係で政策が決定されるため、所得が大きい先進国ほど環境問題に熱心になるのはそういう意味になります。
エコカーの問題は、一年半前に起こった、巨大市場アメリカ発の大不況という、日本経済にとっての大きな危機を回避するための景気対策であり、人々が生き延びるためには一時的に資源を多めに使わざるを得ず、景気回復後は消費税を上げて財政の健全化と景気の引き締めを行うことを明言してのものでしたから、長期的な環境対策とをごっちゃにするわけには行きません。
キューバ人が古い自動車を手直しして使っているのは、社会主義国家の厳しい統制の中で起こっている政治経済的な状況に過ぎず、池上さんの話は、おそらくは麻生内閣が景気対策にエコカーを使った記憶だけが残っている間に、これを利用して、長年の東側勢力礼賛の主張を人々に吹き込もうとする意図にほかならず、子供騙し的と考えるのはそういう点にあります。
自動車の利用に関しては、事故や騒音や大気汚染などの外部不経済や、枯渇していく資源の無駄遣いを政策的にコントロールするために、西欧先進国では非常に高いガソリン税が課されていて、それを原資として、事故や騒音が人々の生活に影響を与えにくいため相対的に外部不経済が小さく、燃費も向上する自動車専用道の建設に充てられるもので、いわば走行する危険な自動車という存在が、人々の生活領域に分散するのを防ぐ逆エントロピー的な政策の一環であり、高速道路が無料であることはそういう文脈で見ないと騙されることになります。
ガソリン税は、いわば自動車で道路を走る際の基本利用料みたいなものですが、リッター10kmの自動車を考えると、日本では1km当たり5円、西欧では1km当たり12円ほどが利用料になり、その代り高速道路を利用する場合、日本では1km当たり25円が追加され、西欧ではその分がおおむね無料という違いになります。
今の政権は、基本利用料を5円から2.5円に引き下げて、高速道路も無料にすると公約しましたが、どう見ても物理的に見合わない数字で、何よりも資源の無駄遣いを促進するだけの結果になります。
日本は製鉄における省エネ技術では世界をリードしていますし、その他、発電にしろ素材生産にしろ、産業部門では高い技術を持っていて、原油の輸入量はこの数十年間ずっと減り続けていて、自動車の生産自体で消費するエネルギーも小さいのですが、反対にガソリンなどで自動車に消費される割合は、輸入原油の半分近くまで膨らんでいるそうですから、この問題が重要であることがお分かりになると思います。
ペットボトルやレジ袋を問題にしている場合ではありませんね。
これは メッセージ 21 (oomoriyan66 さん)への返信です.