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倉澤七生・IWC63会議報告1日目(2)

投稿者: r13812 投稿日時: 2011/07/21 10:26 投稿番号: [55109 / 62227]
  63回本会議の議題は採択され、早速、科学委員会議長によるクジラ資源についての説明に入る。

  肝心の南極ミンクは、またしても2つの推定個体数の出し方の差がありすぎるため、来年に持ち越し。
  ミンククジラの個体数が少ないことについて、森下さんが’うがった’解釈。東京の人口は、夜になれば少なくなるが、だからといって、死体がゴロゴロしている訳ではない。減ったから殺されたとは誰も考えないでしょう。同じように、ミンククジラの数が減ったからといって、殺されたというわけではない・・・要するにミンククジラは’通勤族’だったというわけ?

  南極ザトウクジラについては、7つの繁殖個体群を識別し、その生態の解析を順次行っており、今回はB個体群の検討が行われている。この個体群は2つの亜個体群があると思われるが、その境界は必ずしもはっきりしてはいない。そのうちのB2はまだ回復が遅いものの、全体としては初期資源の半分まで回復したということだ。
  順番に、シロナガス、コククジラと説明が続く。

  コククジラの西の個体群は、最も絶滅が危惧される大型鯨類の一つだが、今回はテレメトリー調査の報告があった。メスや子供では負担があるのでフレックスと名付けられたオスにタグがつけられたが、サハリンから南に下るという予想を裏切り、彼はなんとベーリング海を通過、アメリカ西海岸に現れたのだ。今後も、タグをつけた調査は継続されるということなので、コククジラたちがどんな行動をとっているか、少しずつわかってくることだろう。殺していては、こうしたなどの行動の存在すらわからないだろう。
  ご存知のように、ニシコククジラの索餌海域では、石油ガス開発が盛んで、企業は緩和措置をとるといいながら、かなり問題な開発を進めている。周辺諸国が連携して保護策を講じることが奨励されている。日本政府も国内法による保護や漁業者に対しての注意、監視を強化しているというコメント。以前のようなつれない言い方ではなく、一応は積極的な保護をいっているので、それを国内でも反映してくれないものか。

  次の北太平洋調査クルーズでは、SOWER(南極海目視調査)にちなみ、 POWERと名付けられた共同調査では、日本が船を提供し、中長期的な目視調査の計画への貢献を感謝され、また日本政府もその積極的な協力を約束しているという(船だけではなく、乗組員も貸しているよ&#12316;と日本政府)。これまで長い間きちんとした評価ができていなかった、イワシクジラやニタリクジラに関するデータを集める。こうした調査に関しては日本政府も存在感を増して気分がいいのだろう。
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