さあ!諸君!捕鯨問題だ!

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第3回議事概要(6月1日)(16)

投稿者: r13812 投稿日時: 2011/07/08 20:29 投稿番号: [54832 / 62227]
そういう意味では、先ほどWWFの話もありましたけれども、世界の環境
団体は、外国、特に先進国では捕鯨に反対しているところは多いです。しか
し、それは自分の国と関係ないところで、自分の冒している環境負荷の大き
さを反省するよりも、何か別のやり玉を挙げようというような意識に私には
どうしてもみえてしまう。これを中世のキリスト教では免罪符と言います。
この言葉が妥当かどうか盛んな議論がありまして、私はその専門ではありま
せんので、この言葉にはこだわりませんけれども、そういうふうになっては
いけない。そうすると、自分の国が今やっていることをどう管理していくか
ということが非常に大事になってくると思います。
その意味で、沿岸捕鯨は一刻も早く再開していただきたい。これは生物文
化多様性を守るという意味では切なる私の願いです。そのために、例えば南
氷洋捕鯨を諦めろとか、調査捕鯨を諦めろと、これは本来おかしい。先ほど
米澤先生は去年のチリの妥協調停案を批判されていまして、おしかりを受け
るかもしれませんけれども、去年、私はNHKのラジオジャパンで「あれに
は賛成だ」と言いました。申しわけございません。
私がそのときに申しましたことは、何で南氷洋の調査捕鯨と日本の沿岸捕
鯨が取引の材料になるのか、おかしいではないかということです。つまり、
同じ資源ならば、片方をやめて、どっちかだけ残すことで、結局守られると
いうことはあるかもしれませんが、本来別の資源ですから、南氷洋で捕ろう
が捕るまいが、沿岸捕鯨の絶滅リスクは関係ありません。沿岸捕鯨を再開す
ることに生物多様性上問題があると思っている人はきっと誰もいないだろう
と、それなら再開していただきたいと思います。
そのときに南氷洋の捕鯨あるいは調査捕鯨を自粛するとか諦めるとかいう
のは政治の問題で、私はそんな必要は生物学的にはないと思いますが、それ
は政治が判断することであると思います。沿岸捕鯨を守ることは、持続可能
な利用を推進するという意味で、生物多様性を守ることにもなり、その文化
を守るということは何より大事なことであるというふうに私は申し上げたい
と思います。
その意味では、どんなにささいな危険でも一切いけないというふうに、予
防的アプローチと称してやられることがありますが、順応的管理は決してそ
んなことはありません。よく見直してみて、本当に危ないとわかったときに
効果的に手段をとるということが大事なことです。そういうことを育てたの
はむしろ鯨類の改訂管理方式である。これが今の生物多様性条約をはじめと
する生態系管理の世界の趨勢になっているということです。その意味では、
沿岸捕鯨をもし再開した場合には、日本の環境団体もぜひその合意形成の輪
に加わって、適切な管理が行われているかということを見張る側に回らせて
いただきたいと思います。
私はWWFジャパンをはじめとする日本の環境団体は既にそのような見識
を持っていると思っております。そのようなことを申し上げてきょうは終わ
ります。ご静聴ありがとうございました。
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