2010年致死調査、日本側発言の根拠1
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2011/01/23 13:09 投稿番号: [51354 / 62227]
【結論:検証結果は<無根拠>でした。】
以下、ダラダラと長い説明。
前回、「調査捕鯨」でクジラを毎年1000頭近く殺さないと科学的に必要な
知見が得られないという、日本を代表する5名の「捕鯨科学」専門家の
見解を1998年のIWCの公文書にまで遡って検討してみました。
結果はかなりいかがわしいものでした。
今回は同時に主張の根拠としてあげられていた2007年の文書を見てみます。
結果は前回よりもさらに悲惨です。
ここで言う日本を代表する5名の専門家、日本政府派遣IWC科学委員とは;
畑中寛氏(水産庁ー>鯨研ー>海外漁業協力財団OFCF)、
森下丈二氏(京大農学部水産学科、農水省入省、ハーバート大学大学院卒)、
ダン・グッドマン氏(D. Goodman, カナダ海洋水産省審議官失職後、日本鯨類研究所)、
ルイス・パステネ氏(L.A. Pastene、ブラジル、IWC招待科学委員ー>日本鯨類研究所)、
藤瀬良弘氏(日本鯨類研究所)の5名です。
べつに外国人を日本政府派遣科学者として送り出す事自体に異論は唱えない
けれど、ミナミマグロ問題で日本を代表した南アのバターワースみたいに、
国際的に有力な見解や、IUCN鯨類専門部会での新手法による分析に反して、
乱獲時代の分析手法を日本の路線に同調して主張し、あとで誤りを認めざるを
えなくなる、というのは無惨ですね。
グッドマン氏の場合はそういうのを「凌ぎの手段」と割り切ってるよう
だから、ぜんぜん無惨じゃあないけど。
というわけで、
http://iwcoffice.org/_documents/sci_com/SCRepFiles2010/Annex%20P-U%20FINAL.pdf
の7ページ
ANNEX U2. RESPONSE TO ANNEX U1.
H. Hatanaka, J. Morishita, D. Goodman, L.A. Pastene and Y. Fujise
「科学委員会はまた非致死的方法でこの情報のいくつかを成功裏に獲得することは、
特に南極圏ではありそうにないことであると記した(IWC,1998;IWC,2007)」
の二番目の出典根拠を見てみましょう。
すぐ下の参照文献一覧で、International Whaling Commission. 2007.
Report of the Intersessional Workshop to Review Data and Results from Special Permit Research on Minke
Whales in the Antarctic, Tokyo 4-8 December 2006. IWC Document SC/59/Rep1.
にそういうことが書いてあることになっています。
これは2006年12月に東京で行われた1987/88年から2004/05年にかけて
の南極海調査捕鯨を検討したIWC科学委員会作業部会の報告書です。
2007年3月19日作成のオリジナル版と同年10月15日の改訂版と二つが
出回っているので厳密な検討はちょっと面倒です。
(オリジナル
http://www.iwcoffice.org/_documents/conservation/SC-59-Rep1.pdf
改訂版
http://iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-59-Rep1rev.pdf)
この報告書で「非致死的(non-lethal)」を検索すると、どちらの版でも本文中に
4カ所あり、幸いなことに両者で前後の文章に違いはありません。
念のために「バイオプシー(biopsy;弓の矢のようなダーツでクジラの
体細胞を数グラム採る方法)」も検索すると、両方とも本文中に3カ所で、
これもオリジナルと改訂版に違いはないです。
これを全部注意深く読んでみても、去年のIWCアガディール大会の前に開かれた
科学委員会での日本代表の主張のようなことは書いてないです。
とりあえず、他に有力な反論が無い限り、日本政府が派遣する科学委員たち
には虚言癖があると言えそうです。
以下、ダラダラと長い説明。
前回、「調査捕鯨」でクジラを毎年1000頭近く殺さないと科学的に必要な
知見が得られないという、日本を代表する5名の「捕鯨科学」専門家の
見解を1998年のIWCの公文書にまで遡って検討してみました。
結果はかなりいかがわしいものでした。
今回は同時に主張の根拠としてあげられていた2007年の文書を見てみます。
結果は前回よりもさらに悲惨です。
ここで言う日本を代表する5名の専門家、日本政府派遣IWC科学委員とは;
畑中寛氏(水産庁ー>鯨研ー>海外漁業協力財団OFCF)、
森下丈二氏(京大農学部水産学科、農水省入省、ハーバート大学大学院卒)、
ダン・グッドマン氏(D. Goodman, カナダ海洋水産省審議官失職後、日本鯨類研究所)、
ルイス・パステネ氏(L.A. Pastene、ブラジル、IWC招待科学委員ー>日本鯨類研究所)、
藤瀬良弘氏(日本鯨類研究所)の5名です。
べつに外国人を日本政府派遣科学者として送り出す事自体に異論は唱えない
けれど、ミナミマグロ問題で日本を代表した南アのバターワースみたいに、
国際的に有力な見解や、IUCN鯨類専門部会での新手法による分析に反して、
乱獲時代の分析手法を日本の路線に同調して主張し、あとで誤りを認めざるを
えなくなる、というのは無惨ですね。
グッドマン氏の場合はそういうのを「凌ぎの手段」と割り切ってるよう
だから、ぜんぜん無惨じゃあないけど。
というわけで、
http://iwcoffice.org/_documents/sci_com/SCRepFiles2010/Annex%20P-U%20FINAL.pdf
の7ページ
ANNEX U2. RESPONSE TO ANNEX U1.
H. Hatanaka, J. Morishita, D. Goodman, L.A. Pastene and Y. Fujise
「科学委員会はまた非致死的方法でこの情報のいくつかを成功裏に獲得することは、
特に南極圏ではありそうにないことであると記した(IWC,1998;IWC,2007)」
の二番目の出典根拠を見てみましょう。
すぐ下の参照文献一覧で、International Whaling Commission. 2007.
Report of the Intersessional Workshop to Review Data and Results from Special Permit Research on Minke
Whales in the Antarctic, Tokyo 4-8 December 2006. IWC Document SC/59/Rep1.
にそういうことが書いてあることになっています。
これは2006年12月に東京で行われた1987/88年から2004/05年にかけて
の南極海調査捕鯨を検討したIWC科学委員会作業部会の報告書です。
2007年3月19日作成のオリジナル版と同年10月15日の改訂版と二つが
出回っているので厳密な検討はちょっと面倒です。
(オリジナル
http://www.iwcoffice.org/_documents/conservation/SC-59-Rep1.pdf
改訂版
http://iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-59-Rep1rev.pdf)
この報告書で「非致死的(non-lethal)」を検索すると、どちらの版でも本文中に
4カ所あり、幸いなことに両者で前後の文章に違いはありません。
念のために「バイオプシー(biopsy;弓の矢のようなダーツでクジラの
体細胞を数グラム採る方法)」も検索すると、両方とも本文中に3カ所で、
これもオリジナルと改訂版に違いはないです。
これを全部注意深く読んでみても、去年のIWCアガディール大会の前に開かれた
科学委員会での日本代表の主張のようなことは書いてないです。
とりあえず、他に有力な反論が無い限り、日本政府が派遣する科学委員たち
には虚言癖があると言えそうです。
これは メッセージ 51324 (aplzsia さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/51354.html