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『釧路沖レストラン』は空と思っていたのに

投稿者: r13812 投稿日時: 2010/10/13 11:19 投稿番号: [48496 / 62227]
ミンククジラ調査捕鯨:20日前倒しで終了   サンマに代わるエサ捕食   /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20101013ddlk01040244000c.html

  釧路沖の太平洋で先月7日から行われていた今年のミンククジラ調査捕鯨が、今月6日までに目標枠の60頭を捕獲し、予定を20日も前倒しする形で終了した。今年の調査ではサンマ不漁などの影響が危惧(きぐ)されていたが、サンマの代わりにカタクチイワシやスケトウダラを巧みに捕食していたことが判明。関係者は「いい意味で予想を裏切られた」と驚いている。

  今年の調査捕鯨は、国内の小型捕鯨業者らで作る「地域捕鯨推進協議会」や独立行政法人・水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)などが釧路港から半径50カイリ内の海域で実施。開始直後の2週間が好天にも恵まれたこともあり、ミンククジラの発見頭数は127頭、探査100カイリ当たりの発見頭数は2・4と、昨年の1・89を大きく上回った。

  捕獲した60頭の内訳は雄41頭、雌19頭で、うち未成熟の個体は53頭。一方、胃の内容物はスケトウダラ36頭、カタクチイワシ21頭の2種類だけ。中でもスケトウダラを食べていたのは、2頭を除きすべてが未成熟個体。過去の調査では、クジラの成長段階によって主とするエサが異なることが分かっており、成熟・未成熟双方が、サンマなどに代わる好みのエサを捕食していた形だ。

  調査団全体統括の加藤秀弘・東京海洋大教授は「今年の『釧路沖レストラン』は空と思っていたのに、エサを探し出してくる」とクジラの能力に感嘆するとともに、「これまでは人間の漁獲とクジラのエサ摂取との『量的競合』に着目してきたが、今後は質的な面での解析も進め、より包括的な生態管理の構築を目指したい」と話している。

【山田泰雄】


毎日新聞   2010年10月13日   地方版
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